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オランダのアーティストが作成した「自殺する機械」

 オランダ人アーティストのThijs Rijker氏は、「自殺する機械」と題したアート作品を制作し、その動作の様子を動画投稿サイトVimeoに投稿している。

 1つは、エンジンとむき出しの歯車と、徐々に傾く台で構成された「Suicide Machine Sand」という機械で、自身の動力によって、研磨用の砂を載せた台がゆっくりと傾き、本体中心にある歯車に少しずつその砂を注いでいく。やがてこの歯車は砂によって摩耗し、動作できなくなる。

「Suicide Machine Sand」

 もう1つは、エンジンと金ノコで構成された「Suicide Machine Saw」。金ノコの歯が当たっているのは、機械本体。ゆっくりとではあるが、自分自身を切断していく。

「Suicide Machine Saw」

 これらの作品を制作した理由としてRijker氏は、「人間的特性を持たない機械を使いながら、人間に共感を与えようと思った」としている。

(若杉 紀彦)