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「欲しい車が欲しいときに玄関前に来てくれる」、「買うのはAIハンドルだけ」。Jaguarが自動車の未来を提示

 英Jaguar Land Roverは、音声認識およびAIを利用した未来における車の“AIハンドル”のコンセプトモデル「Sayer」を、ロンドン学術大学のセントラル・セント・マーチンズで9月7日(現地時間)より行なわれるイベント「Tech Fest」で展示する。

 Jaguarの2040年頃を見越した未来のビジョンによると、電気自動車や自律運転、そしてインターネットに接続された車が当たり前になってくると、自動車を1台だけ“所有”する必要がなくなり、必要な車を必要なときに使うオンデマンドサービスが当たり前になってくるという。

 いわゆるカーシェアリングだが、自律運転が当たり前になれば、車が置かれた駐車場に行かなくても済むようになり、例えば「朝8時に家から2時間離れた場所に会議に行きたい」と予約すれば、車が自律運転により、朝8時に自分の玄関先まで迎えに来てくれるわけだ。

 ユーザーは車を所有する必要がなく、Sayerはそのとき自分が唯一所有するものとなる。音声認識を駆使したAIによりスケジュールの予約が可能なほか、自ら運転するシーンにおいては適切にアドバイスをすることで、ドライブを楽しむことができる。