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飛行機より5倍速い、時速4,000kmの列車を中国が開発中
2017年9月4日 16:37
中国航天科工集団公司(China Aerospace Science & Industry)は30日(中国時間)、時速4,000kmに達する新交通システム“高速飛行列車”のコンセプトを提示した。
現在、時速1,000kmを超える交通システムの開発を発表しているのはアメリカのHTT、Hyperloop Oneと中国航天科工集団公司の3社のみで、このうち時速4,000kmを実現するのは中国だけだ。
真空の環境、超音速運行に適したシャーシ、そして磁気浮上による摩擦低減により、時速4,000kmを実現するという。都市間移動の時間短縮のみならず、天候に左右されない運行や、地下鉄との相互乗り入れが可能になる。
すでに開発プロジェクトは進められており、20を超える国内外の開発研究機構とアライアンスを構築し、200項目以上の特許を取得している。
まずは時速1,000kmの輸送能力でローカル交通網を構築し、時速2,000kmの輸送能力で国内大都市を結ぶ交通網、そして時速4,000kmの輸送能力で“一帯一路”(陸と海のシルクロード)構想を実現する世界レベルの交通網を建設するとしている。