やじうまPC Watch

2丁拳銃で目標を撃ち抜くロシア製人型ロボットが登場

~ロシア政府は“ターミネーター”ではないと否定

ハンドガンを構えるF.E.D.O.R.

 ロシア連邦政府の緊急対応省監督のもと、Android TechnicsとAdvanced Research Fundが開発を行なっているヒューマノイドロボット「F.E.D.O.R.」の2丁拳銃発砲動画がYouTubeにて公開された。

 ロボットがグロックと思しきハンドガンを腰だめで構え、正確に的を撃ち抜く様子は、さながらジェームズ・キャメロンの“ターミネーター”を彷彿とさせるが、ロシア連邦政府副首相のドミトリー・ロゴージン氏はF.E.D.O.R.による射撃について「射撃訓練はロボットに優先順位と即時決断を教えるためのものだ。我々はAIを作っているのであって、ターミネーターを作っているわけではない」とTwitter上で述べている。

 F.E.D.O.R.という名前は「Final Experimental Demonstration Object Research」から取られており、あくまで研究のためのロボットという位置付けのようで、YouTube上では歩行訓練をしている動画なども確認できる。

 F.E.D.O.R.は高さ184cm、重量は106~160kgで搭載モジュールによって変わる。10kgの荷物を持つこともできるようだ。

F.E.D.O.R.による射撃動画