やじうまPC Watch

日本発の4輪駆動ハイテク車椅子「WHILL Model M」がCES 2017 Innovation Awardsを受賞

 WHILL株式会社は5日、CES 2017に出展していたハイテク車椅子「WHILL Model M」がCES 2017 Innovation Awardsの受賞を発表した。同社はパーソナルモビリティの開発を手がける日本発のベンチャー企業で、ハイテク車椅子の製造・販売を行なっている。

 WHILL Model Mは従来の電動車椅子の枠を超え、ユーザーの行動範囲を広げることを目的に開発された電動車椅子で、4輪駆動を採用し、前輪には全方位タイヤが装備されるため、その場で旋回したり、悪路や勾配を走行できる。

 同社は7.5cmの段差を超えることができるとしており、雪上や石畳の上を走行する様子がYouTubeの公式チャンネルで公開されている。机につけて使いやすいよう、座面が前方にスライドできるなど、ユーザーへの配慮もなされている。

雪上や石畳の上を走行する様子

 今回の受賞は、そのようなユニークな機能性とデザインが、ユーザーにより自由な生活をもたらすと認められたためだ。

 CES 2017 Innovation Awardsは、工学や工業デザイン、業界誌の専門家らが審査員を務め、「デザインや設計または技術が優れているか」、「製品のコンセプトがユーザーにどのような便益をもたらすか」、「独自性があり、目に留まるものか」という、それぞれ異なった幅広い観点から審査される。