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著名フォトジャーナリスト/映画製作者150名以上がカメラメーカー各社に対し製品に暗号化機能を組み込むよう要請

 Freedom of the Press Foundationは14日(米国時間)、ニコン、ソニー、キヤノン、オリンパス、富士フイルムの大手カメラメーカー各社に対し、カメラに暗号化機能を搭載するよう要請する文章を送付したと発表した。

 世界で活動するフォトジャーナリストやドキュメンタリー映画製作者の一部は、事件などを命がけで撮影しているが、国境警備員や警察、情報機関、テロリスト、犯罪者などによりカメラを押収されてしまえば為す術がないという。

 Freedom of the Press Foundationでは、iPhoneや多くのAndroid端末は暗号化機能が内蔵され、PCやMacの主要などのOSでもドライブ暗号化に対応している中、カメラメーカーはほかのテクノロジー企業と比較して時代遅れであると指摘しており、撮影からそれらの安全なデバイスへ撮影データを移動させるまでには致命的な時間のズレがあるとしている。

 文章には、インドネシアで発生した大量虐殺を題材にした「The Act of Killing」のジョシュア・オッペンハイマー監督、エドワード・スノーデンを題材とした「Citizenfour (第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞)」のLaura Poitras監督など、アカデミー賞ノミネート経験者や受賞者を含む、150名を超える著名な映画制作者およびフォトジャーナリストが名を連ねている。