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「旅客機から切り離すロケット」、NASAが本日打ち上げの予定

 NASA(アメリカ航空宇宙局)は11日(現地時間)、12日の午前8:24(EST)に予定されているPegasusロケットの打ち上げを気象条件次第で行なうとした。気象予報によれば、適切な天候になる確率は60%ほどと予想されている。

 今回打ち上げられる予定のPegasus XLロケットは、Cyclone Global Navigation Satellite System(CYGNSS)の一環であり、8機の小型衛星を搭載している。この衛星を地球低軌道に投入することで、ハリケーンや熱帯低気圧の「目」を観測し、急激に強さを増すハリケーンの予報に用いられる。

 米Orbital ATKのPegasusロケットは、高度12,000mからジェット機の胴体から切り離された後に点火し、切り離しから10分ほどで地球低軌道に衛星を投入するものだ。通常の打ち上げ方式に比べ、地表に必要な打ち上げ設備などが少なく、柔軟な打ち上げが可能だとされる。

 また、打ち上げの様子などが日本時間12日午後8:00からNASA TVで配信される予定だ。