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ほかのドローンを自動追従して捕獲するドローン

 近年、手軽に空撮ができることで流行し始めたドローンだが、安全面やプライバシー保護の観点からさまざまな規制も始まっている。また、企業によっては、セキュリティの観点から独自の対策を取っている場合もあるだろう。

 ドローンを発見すること自体さほど困難ではない。画像認識を用いた監視カメラのほか、マイクなどを使ってドローンの羽から発する音を頼りに検知することもできる。しかしドローンを排除するのは難しい。操作している人を見つけた場合その場で取り押さえれば良いのだが、見つからない場合は困るし、ドローンを捕獲する手段は限られている。

 この問題を解決するために、今回、株式会社エンルートとLabRomance株式会社は、画像処理を用いた自動追尾による“ドローン捕獲用ドローン”(アンチドローンシステム)を開発した。

 捕獲用ドローンは、ターゲットの機体を画像処理でロックオンし、自動追尾して捕獲をする。本体にはワイヤーが吊り下げられており、飛行中のターゲットを捕獲する。目視でドローンを操作してターゲットを追尾して捕獲するのは、距離感などがつかみにくく至難の業であるため、このシステムの開発に至ったという。

 このシステムの自動離陸や待機充電などのカスタマイズ対応も行なうとしている。

画像処理によるアンチドローンシステム