イベントレポート

富士通、未発表の防水対応2-in-1 Windows Ultrabookなどを展示

~クラウド対応犬用歩数計も

富士通ブース
会期:10月1日~5日(プレス向けに9月30日に一部先行公開)

会場:幕張メッセ

 富士通はCEATECブースにて、未発表のWindows PC 3機種を展示している。2機種がキーボード着脱式2-in-1のモバイル端末で、もう1つが液晶一体型だ。

 モバイル端末は2機種とも「ARROWS Tab」のシリーズ名が与えられているほか、Windows 8.1を搭載することが確定しており、この秋冬モデルとしての投入を見据え、開発中の製品という。

 1機種は白い筐体で10型程度の液晶を搭載し、手軽な価格帯を目指したもので、もう1機種は黒い筐体で12型程度の液晶を搭載し、こちらはある程度ハイスペックなものになるという。

 展示から分かるのは、タブレット本体のコネクタ類がカバーに覆われており、防水仕様となっている。また、静電容量式ではないデジタイザが付属しており、筆圧検知に対応したペン入力ができるものと思われる。キーボードドックには、バッテリは搭載せず、薄さを追求したという。実際、正確な本体サイズは不明だが、黒い機種のポスターには「Ultrabook」の文字があり、ドックに装着しても、ある程度の薄型を確保していそうだ。

未発表ARROWS Tabの白い筐体の機種
画面は10型程度。デジタイザにも対応
キーボードドック。バッテリは入っていない
左側面にボタン類
右側面の端子類はカバーに覆われ防水仕様となっている
12型程度の液晶を積む黒い筐体の機種
こちらも右側面にカバーに保護された端子類
左側面にボタン類
少なくとも黒い機種はUltrabook準拠のようだ

 もう1つの液晶一体型は、デュアルヒンジとなっており、液晶を手前にスライドするように持ってくることができる。これにより、タッチメインで操作したい時は、液晶を手前に引っ張ったり、あるいは親子で共有する場合に、利用する人によって使いやすい角度に容易に調整ができることを売りにしている。

未発表の液晶一体型PC
デュアルヒンジにより、垂直から30度くらいの角度にまで変更でき、かつ手前に引き出すことができる
左側面には光学ドライブ

 このほか、2012年末に発売されており新製品ではないが、興味深かったので、クラウド型犬用歩数計「わんダント」のコーナーを紹介しておこう。

 この製品は愛犬の首に付けておくことで、1日の歩数を計測。また、水を払う際などにみせるブルブルっと振るわせる動作や、周辺温度を記録する。ブルブルっと振るわせるのは、犬のストレスの現われであるといい、これらの計測により、総合的に愛犬の体調を管理できる。

 わんダントには、FeliCaが内蔵されており、記録されたデータはおサイフケータイ対応のスマートフォンにかざすだけで転送可能。また、PCで読み込めるよう、USB FeliCaアダプタも同梱される。

 スマートフォンやPCに転送したデータは、専用のWebサイトに送信し、日単位や週単位などで愛犬の行動の様子をグラフ化して確認したりできる。また、日記や写真なども投稿可能で、それらをTwitterやFacebookに公開することもできる。

 電源はボタン型リチウム電池で、約4カ月動作。価格はオープンプライスだが、実売価格は9,800円前後で、これには1年間のクラウドサービス利用権が付属。2年目以降の利用料は月額420円となる。

わんダント本体
パッケージの中身。左下のケースに入れ、首輪などに取り付ける。白いスティック状のものはPC用FeliCaリーダ
歩数などのデータを閲覧するだけじゃなく、食事内容や日記を残すこともできる
日々の写真をアップロードし、アルバムとして閲覧する機能も

(若杉 紀彦)