イベントレポート

Intel、10コア/20スレッドの「Core i7-6950X」を間もなく投入

~金文字の新パッケージ。COMPUTEX会場でCPU-Zベンチマークを実行してみた

IntelのFrank Soqui氏

 台湾・台北にて、COMPUTEX TAIPE 2016が開催されている。現地時間の11時に開かれたオーバークロックコミュニティ「HWBOT」のワールドツアープレスカンファレンスには、IntelのGeneral Manager Enthusiast Desktop GroupのFrank Soqui氏が出席し、10コアのCore i7を“間もなく”投入すると発表した。

 このCore i7は、コンシューマ向けとしては初となる10コアプロセッサとなり、本日(31日)発表されるBroadwell-Eと見られる。Soqui氏はイベントの中で、黒をベースに金色で文字を描いた新パッケージをチラ見せした。

 Soqui氏はあくまでも“間もなく”と言っていたが、会場で既に触れられるPCにはCore i7-6950XというCPUが搭載されたシステムが展示されている。Intel eXtreme Tuning Utilityの情報によれば、10コア/20スレッドで、3GHzで動作していることが確認できた。30日に開かれたR.O.G.イベントでのジョニー・シー会長の情報も含めると、本日正式発表されるのは間違いないと見ていいだろう。

 なお、会場のオーバークロッカーによれば、Core i7-6950Xは-190℃以下で動作し、10コアを5GHz以上に引き上げられるとしている。Broadwell-E世代はコールドバグがなさそうだ。

10コアCore i7の主な特徴
Intel XTUの情報によれば、10コア/20スレッド/3GHz動作と見られる
CPU-Zの情報
メモリはDDR4-2400だった
CPU-Zのベンチマーク結果。8コア/16スレッドのCore i7-5960Xと比較して、シングルスレッドでもマルチスレッドでも性能向上が図られていることが分かる

(劉 尭)