イベントレポート
ASUS、R.O.G.ブランド10周年を飾るX99マザーボード
~Broadwell-Eは31日発表
(2016/5/31 00:00)
ASUSは30日夜(台湾時間)、ゲーミングブランドR.O.G.(Republic Of Gamers)の発表会「Join the Republic」を開催し、新製品などを発表した。
イベントの冒頭では、クールな革ジャケット姿のジョニー・シー会長が登壇し、R.O.G.ブランドが2006年に登場してから10周年になったことを紹介し、過去のさまざまな製品を振り返った。
中でも、熱に合わせて変形するケースを採用したデスクトップPCや、水冷/空冷両対応のヒートシンクを備えたマザーボード、LEDイルミネーションを備えたビデオカード、NVIDIA G-SYNC対応のディスプレイ、ゲームアクセラレータを搭載したルーターなどを挙げ、これらはいずれも世界で初めてそれぞれの機能を実現した製品であるとアピールした。
そしてその10周年を記念するマザーボードとして、Aura RGBライティング、Broadwell-EをサポートするLGA2011-v3ソケット、オーディオコンデンサを採用したオーディオ回路、バックシールド装着済みのI/Oパネル、そして外付けのオーディオユニットなどを備えた「RAMPAGE V EDITION 10」を発表した。
RAMPAGE V EDITION 10の最大の特徴は、やはりRGBライティングだろう。電源コネクタ側のエッジに長いLEDストライプを備えるほか、外付けの4ピンRGB LEDヘッダーも装備。CableMode、IN WIN、DEEPCOOL、BitFenix、Phanteksといった他社製のAura Readyロゴ付きRGB LEDテープの光り方をユーティリティ上から設定できる。
電源回路には独自の「Extreme Engine Digi+」を採用。また、独自のT-topology技術により、DDR4の性能を最大限に引き出せるとしている。5-Way Optimizationといった自動システム最適化機能や、ファンを管理する「Fan Xpert 4」も搭載する。
ネットワークはIntel製コントローラによるGigabit Ethernetを2基搭載。拡張スロットは独自の「SafeSlot」を採用し、重いビデオカードの装着からスロットを保護する。バックシールド装着のI/Oパネルは特許申請中としており、これにより信頼性を高めた。このほか、U.2/M.2、USB 3.1、3x3 Wi-Fiといった接続性も提供するとしている。そのほかの具体的な仕様は伏せられたが、展示された製品には非常に多くのPCI Expressスイッチが搭載されていることが印象的だった。
このイベントにはIntelのCorporate Vice President and General Manager of Connected home and Commercial ClientのGregory Bryant氏も参加し、これまでのパートナーシップへの感謝や、新製品発売への祝辞を送るとともに、このマザーボードでハイエンド向けのBroadwell-Eをサポートすることなどが明らかにした。そして、Bryar氏はBroadwell-Eは「非常に非常に非常に近い将来(Very very very soon)登場する」と表現したのだが、シー会長が「明日(Tomorrow)!」と付け加えた。Broadwell-Eが本日31日に登場するのはほぼ確実視して良いだろう。