Imagine Cup 2011が米ニューヨークで開幕
米国時間の2011年7月8日から開幕したImagine Cup 2011。優勝はどの国になるのか |
Imagine Cup 2011が、米国時間の2011年7月8日からニューヨークで開幕した。
午後5時30分から行なわれたオープニングセレモニーでは、米Microsoftのスティーブ・バルマーCEOが登場し、世界大会に出場する世界70カ国約400人の学生を前に熱いエールを送った。
Imagine Cupとしては初の米国開催ということもあり、同世界大会には初めての参加となるスティーブ・バルマーCEOは、学生たちの大歓声に迎えられ、自ら大きな拍手をしながら登壇。学生に対しては、「まずアイデアが大切であり、それを形にするパッション、そして、諦めずに継続するテナシアス(TENACIOUS=しぶとさ)が重要である」などと自らの人生論を展開。「Imagine Cupの参加者には、楽しみながら、がんばってほしい」とした。
スティーブ・バルマーCEO | ファイナリストにはKinectを用意すると発表 | アイデア、パッション、テナシアスが大切と学生に語りかけた |
オープニングセレモニーの進行役を務めた米Microsoftのデベロッパー&プラットフォームエバンジェリズム(DPE)事業部 アカデミックプログラム担当のジョン・ペレラゼネラルマネージャーは、世界大会の開催を宣言するとともに、ITが世界の課題を解決するツールになることを説明。「ここから世界中の課題を解決するソリューションが生まれることを期待している」など述べた。また、世界大会に出場したプロジェクトの中には、Windows AzureやWindows Phone 7、KinectなどのMicrosoftの最新技術が数多く使われていることも紹介した。
また、オープニングセレモニーに駆けつけたニューヨーク市のDepartment of Educationのアーサー・バンダービーンCEOは、「ニューヨーク市はインテリジェントな街になろうとしている。その点でもニューヨーク市でのイマジンカップ開催を歓迎する」と挨拶した。
米Microsoftのデベロッパー&プラットフォームエバンジェリズム(DPE)事業部アカデミックプログラム担当のジョン・ペレラゼネラルマネージャー | ニューヨーク市のDepartment of Educationのアーサー・バンダービーンCEO |
バルマーCEOとは幼稚園の同級生だったとするコロンビア大学のジェフリー・サックスディレクターは、「あと3カ月で世界の人口は70億人に達すると言われる中で、地球はさまざまな問題を抱えている。国連ミレニアム開発の課題解決をイマジンカップのテーマ目標としている点を評価したい」と挨拶。Foursquareの創業者であるデニス・クローリーCEOは、「私自身、学生時代の成功と失敗の経験が今につながっている。Imagine Cupの経験は必ず良い経験になる」などとした。
コロンビア大学のジェフリー・サックスディレクター | Foursquareの創業者であるデニス・クローリーCEO | スティーブ・バルマーCEOらによるテープカットでImagine Cup 2011が幕を開けた |
(2011年 7月 11日)
[Reported by 大河原 克行]