【COMPUTEX 2011レポート】
【ASUS発表会速報版】Windows/Androidの新製品多数

会期:5月31日~6月4日(現地時間)
会場:Taipei World Trade Center Nangang Exhibition Hall
   Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1/3
   Taipei International Convention Center



 ASUSTeK Computerは30日(現地時間)、COMPUTEXに合わせて会場近隣のホテルで新製品発表会を開催した。多数の新製品が発表されているが、本稿では写真ベースでモバイル製品について速報をお伝えする。仕様を含む詳報は別途掲載予定。

 1つ目は、超薄型のWindows 7ノート「UX」シリーズ。厚さは3~17mm。筐体全体がヘアラインの入ったアルミ素材でできており、機械的な印象を与える。側面にはMini HDMI、USB 3.0、Mini DisplayPortらしきインターフェイスが確認できる。

厚さ17mmのUXシリーズSandy Bridgeを搭載するWindows PC左側面
右側面天板キーボード

 これよりは若干厚く、ポップなデザインだが、同じく薄型を特徴とするMeeGo搭載ノート「Eee PC X101」も展示。説明書きによると厚さ17.6mm以下と書かれている。本体色はブラウン系とレッド系があった。

X101ブラウンモデルUXシリーズと比べると液晶部が若干厚く見えるレッドモデル
OSはMeeGo左側面右側面

 7型のAndroid 3.0タブレット「Eee Pad MeMo」は1月に行なわれたCES、2月に行なわれたMobile World Congressでも紹介された製品だが、今回は自由に触れられる形で展示されていた。加えて、展示されていた2台の内1台は、裸眼による立体視に対応していた。

 本製品はその名にも現われている通り、メモ書きなどの用途を想定しているようで、静電容量式に対応したスタイラスを本体に内蔵。もう1つユニークなのが、Bluetoothに対応したヘッドセットが付属する点。7型クラスで通話も可能な端末はあるが、やりにくいのは事実。このヘッドセットは、通話用のもので、Eee Pad MeMoの3G回線を通じて通話ができる。液晶とカーソルキーなどを備え、これ単体で電話帳から相手を選んだり、直接ダイヤルもできる。また、この液晶はシースルーになってるのが目を引く。

Eee Pad MeMo7型でAndroid 3.0背面
液晶はIPSで裸眼立体視に対応静電容量式スタイラスが付属通話用Bluetoothヘッドセット。写真では分かりづらいが、液晶はシースルー

 同じくCESなどで披露された、スライド式キーボード内蔵のAndroid 3.0タブレット「Eee Pad Slider」もデモ機が開放されていた。

Eee Pad Sliderキーボードをスライドさせたところ背面の機構

(2011年 5月 30日)

[Reported by 若杉 紀彦]