2014年10月23日

2014年10月22日

2014年10月21日

【CeBIT 2010レポート】【AMDマザー&ビデオカード編】
展示中のAMD 890/880搭載マザーボードを一挙紹介

AMD 8シリーズチップセットのロゴ

会期:3月2日〜3月6日(現地時間)
会場:ドイツ共和国 ハノーバー市 ハノーバーメッセ



●未発表含むAMD 8シリーズチップセット搭載製品を展示

 CeBIT前日にお伝えしたMSIブースの記事でも一部紹介したが、このCeBIT 2010には未発表チップセットを含む、AMD 8シリーズチップセットを搭載したマザーボードが各ベンダーから展示され、事実上の製品解禁状態となっている。

 AMD 8チップセットは、SATA 6GbpsをサポートするSB850を組み合わせたことに特徴ある製品群で、6コアのPhenomプロセッサへの対応も表明されている今年のAMDプラットフォームの主力となるものだ。

 AMD 890FXはAMD 8シリーズ最上位モデルで、CrossFire Xでの使用を意識した製品。ブースの説明員によればPCI Expressのレーン数が合計で42レーンとのこと。チップセットの発表は4月が予定されているという。

 最上位モデルということで、このチップセットを搭載したマザーボードはハイエンド向け製品が目立つ。ASUSTeKのハイエンドユーザ向けマザーボードシリーズであるR.O.G.シリーズの製品も展示されており、PCI Express x16スロットとOC機能の充実をアピールする。AMD 890FXのR.O.G.シリーズ製品は7〜8月のリリースを計画しているという。

 AMD 870は3〜4月のローンチが計画されているというチップセット。AMD 890FXと同じくグラフィック非統合型チップセットで、その下位モデルという位置付けになる。

 AMD 890GXはAMD 8シリーズの先鞭をつけたグラフィック統合型チップセットの上位モデルだ。本製品はすでに発表済みの製品で詳しい仕様も公開されている。動作クロック700MHzのDirect X10.1対応グラフィックスを統合するのが特徴となる。

 AMD 880GはAMD 890GXの下位モデルとなるチップセットで、AMD 785Gの後継に相当すると見られる。詳しい仕様は不明だが、統合されるグラフィックス機能はRadeon HD 4250と名付けられており、モデル名から見る限り、AMD 785GのRadeon HD 4200から何らかのアップデートはなされているようである。

 なお、ほとんどのマザーボードでサウスブリッジにSB850を組み合わせており、チップセット内蔵のSATA 6Gbpsを利用可能にしている。ただし、ASRock製品ではSB810というサウスブリッジを組み合わせた製品を展示。こちらはSATA 6Gbps対応が省かれ、SATA 3Gbps×6ポートの構成のチップセットになるという。とはいえ、多くの製品がSATA 6Gbps、さらにUSB3.0もサポートしてことは、今年のマザーボードのトレンドを掴むうえでも興味深い製品群といえるだろう。

 以下、チップセットごとに展示された製品を紹介する。なお、ここでは先だって紹介したMSI製品も再度掲載している。

●AMD 890FX+SB850搭載マザーボード

ASUSTeKの「Crosshair IV Extreme」。R.O.G.シリーズではおなじみのOC関連機能のほか、PCI Express x16スロット×4をフルに使える構成が特徴。USB3.0もサポートする Crosshair IV Extremeは、Radeon HD 5870のQuad Cross Fire構成による動作デモも実施された ASUSTeKの「Crosshair IV Formula」。Extremeよりは下位モデルとなるが、こちらもR.O.G.シリーズにラインナップされる製品
ASUSTeKの「M4A89TD PRO」。DDR3-2000サポートをうたうマザーボード。Core Unlockerなどの機能も備える。USB3.0サポート BIOSTARの「TA890FXE」。同社がG.P.U. Technologyと呼ぶ省電力機能を装備。DDR3-1800までのOC動作もうたっている MSIの「890FXA-GD70」

●AMD 870+SB850搭載マザーボード

ASUSTeKの「M4A87TD EVO」。USB3.0サポート。下位のグラフィック非統合チップセットということで製品の構成はシンプルなものが多い ECSの「A875M-A」。DDR3-1600までのOC動作をうたう MSIの「870A-G54」

●AMD 890GX+SB850搭載マザーボード

ASRockの「890GX Extreme 3」。USB3.0に加え、eSATAポートも6Gbps対応にしていることをアピールする。メモリ用VRMを2フェーズ構成にしている点も特徴 ASRockの「890GMH/USB3」。microATXフォームファクタの製品。USB3.0をサポート ASUSTeKの「M4A89GTD PRO」。Core Unlocker機能などが特徴。DDR3-2000までのOC動作もうたう。USB3.0をサポート
BIOSTARの「TA890GXE」。microATX製品ながらメモリ用VRMの2フェーズ化などが特徴 ECSの「A890GXM-AU」。同社のBlack Seriesにラインナップされる製品でDDR3-1800のOC動作をサポート。ソケットに低抵抗金属を用いている点もアピールしている ECSの「IC890GXM-A」。主にシステムビルダー向けに出荷するとのことで、シンプルな構成の製品になっている
GIGABYTEの「GA-890GPA-UD3H」。DDR3-1866動作への対応を表明している。USB3.0をサポート Jetwayの「BA-500」。”黒潮”シリーズにラインナップされる製品 Jetwayの「HA09」。PCI Express Mini-Cardスロットの搭載を特徴としている
MSIの「890GXM-G65」

●AMD 880G搭載マザーボード

ASRockの「880GMH/USB3」は、サウスブリッジにSB810を採用。SATA 6Gbpsをサポートしない。USB3.0はサポート ASUSTeKの「M4A88TD-V EVO」。サウスブリッジにはSB850を搭載。USB3.0をサポート ASUSTeKの「M4A88TD-M EVO」。サウスブリッジはSB850。microATX版となる本製品はATXモデルとは異なりUSB3.0をサポートしていない
BIOSTARの「TA880G HD」。サウスブリッジはSB850。省電力機能のG.P.U. Technology、DDR-1600のOC動作などが特徴 ECSの「A885GM-A2」。サウスブリッジはSB850。こちらはATX版の製品 ECSの「A885GM-M2」。サウスブリッジはSB850。こちらはmicroATX版の製品となる
MSIの「880GMA-E45」

●ASUSTeKがRadeon HD 5870×2基構成のビデオカードを展示

 AMD製品関連のPCパーツでは、ASUSTeKがRadeon HD 5870のデュアルGPUビデオカード「ARES/2DIS/4GD5」を展示したのが目立った。

 Radeon HD 5870のデュアルGPUといえばRadeon HD 5970を想像する方もいると思うが、Radeon HD 5970はデュアルGPU化に際して、Radeon HD 5870より動作クロックを低く設定している。これをOC動作して、Radeon HD 5870相当に引き上げたのが本製品だ。

 ASUSTeKのARES/2DIS/4GD5のコアクロックは850MHz。ビデオメモリは1GPUあたり2GBで、計4GBの構成となっている。メモリのデータレートは4.8Gbpsで、コア、メモリともにRadeon HD 5870相当の動作クロックとなる。ただしそのぶん消費電力も増しており、PCI Express用電源コネクタは8ピン×2+6ピンという構成になっている。

 価格は未定。発売は第2四半期を予定しているという。

ASUSTeKの「ARES/2DIS/4GD5」。Radeon HD 5870相当のクロックで動作する、Radeon HD 5970のOCモデル 電源端子は8ピン×2、6ピン×1の構成となっている

(2010年 3月 3日)

[Reported by 多和田 新也]