イベントレポート

LG、初の18:9/2,880×1,440ドットパネル採用のスマートフォン「LG G6」

~5.2型の本体サイズで5.7型パネルを搭載

LG G6

 LG Electronicsは、2月27日(現地時間)よりスペイン王国バルセロナ市で開催されるMWC 2017の開催に先立って、バルセロナ市内の会場で記者会見を開催し、ハイエンドスマートフォンとなる「LG G6」を発表した。

 昨年(2016年)発表されたLG G5は、脱着型の周辺機器で機能を強化できるユニークな機構を持っていたのに対し、LG G6はスタンダードなスレート型のスマートフォンだが、同社が「Full Vision Display」と呼んでいる18:9という縦長の新しいアスペクト比を採用。これにより、5.2型のスマートフォンと同じ本体サイズに、5.7型のディスプレイを実装することが可能になった。

 一般的なスマートフォンのディスプレイは、WQHD(2,560×1,440ドット)やフルHD(1,920×1,080ドット)という16:9のアスペクト比のディスプレイを採用している。5型クラスの製品に多いのだが、ディスプレイの左右こそ狭額縁になっていても、カメラが入っていたり、Android端末の場合にはハードウェアボタンがあったりと、縦方向に関しては狭額縁になっていないことが多い。

 一方のLG G6では、筐体の縦方向のギリギリまでディスプレイが入っている。と言っても上部にはカメラがあり狭額縁になっていないが、下側はソフトウェアボタンのみの採用で、通常のスマートフォンよりもギリギリまでディスプレイになっている。

LGのプレゼンテーションでは5.2型サイズに5.7型パネルを入れているというイメージが示された

 iPhone 7と比較すると、iPhone 7の上方向はカメラとスピーカーに、下方向はボタンに面積を使っているのに対して、LG G6はカメラ/スピーカー部分の面積も小さく、上手く峡額縁にしているデザインという印象を持った。

4.7型のiPhone 7との比較。ディスプレイのサイズがちがうので直接的には比較できないが、LG G6のディスプレイがギリギリまで入っていることが分かる
本体の左側面、SIMカードスロットがある
本体の底面、USB Type-C端子がある
本体の上面、ヘッドフォン端子がある
本体の右側面、ボリュームボタンがある
アプリケーションも縦長に表示される

 SoCはSnapdragon 821が採用されている。Qualcommの最新製品はSnapdragon 835で、その1つ前の世代のハイエンドとなるのがこのSnapdragon 821だ。1つ前の世代を搭載したのは、早めの出荷を考えているからだろう。Snapdragon 821の内蔵GPUはHDR 10に対応しており、HDR10対応も謳う(ただし、ディスプレイ側の色域は未公表)。

動画再生時はこのように映る

 メモリは4GBのLPDDR4、ストレージは32GB/64GBのUFS 2.0で、microSDカードスロットを利用して最大2TBまで増設が可能だ。

 背面には、1,300万画素の標準(F1.8/71度)と広角(F2.4/125度)のカメラが搭載されている。カメラもユニークで、一般的な4:3、16:9などのほか、Instagram向けの正方形(1:1)や、LG G6の特徴でもある18:9のパネルを活かして18:9で撮影することもできる(フロントカメラは500万画素で、F2.2/100度と広角になっている)。

背面にはデュアルカメラと指紋センサー 兼 電源ボタンがある
カメラアプリケーション

 バッテリ容量は3,300mAh。本体サイズは148.9×71.9×7.9mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は163g。

 ネットワーク関連ではLTE-Aの3xキャリアアグリゲーションに対応しているが、詳しい対応バンドなどは未公表。Wi-FiはIEEE 802.11ac、Bluetooth 4.2、NFCに対応。

 充電端子はUSB Type-Cで、伝送速度はUSB 2.0相当となり、QuickCharge 3.0に対応している。このほか、IP68の防塵、防水仕様を備える。本体には電源スイッチはなく、背面に用意されている指紋認証センサーがスイッチを兼ねている。

 なお、今回LGは、LG G6の価格や発売時期などに関しては明らかにしなかった。