イベントレポート
Lenovo、キッズ用にもビジネス向けにもなるAndroidタブレット「Tab 4」
2017年2月27日 16:00
Lenovoは、同社のAndroidタブレットの最新製品となる「Tab 4」シリーズを、2月27日(現地時間)からスペイン王国バルセロナ市で開催中のMWC 2017において発表した。
Tab 4シリーズは、HD解像度の8型液晶搭載「Tab 4 8」、10型搭載「Tab 4 10」、フルHD解像度の8型搭載の「Tab 4 8 Plus」、10型搭載の「Tab 4 10 Plus」の4モデルが用意されている。
それぞれに、児童向け耐衝撃バンパーなどを含んだ“キッズパック”と、10型製品向けにフォリオケースにもなるBluetoothキーボードを含んだ”プロダクティビティパック”と呼ばれるオプションが用意されており、児童用タブレットとして、そしてビジネス向けのタブレットとして利用することができることが特徴となっている。
HD解像度の無印と、フルHD解像度のPlusが用意されているTab 4シリーズ
LenovoのTabシリーズタブレットは、「Yoga Tablet」をはじめ、円筒型のバッテリとスタンド内蔵などユニークなデザインが多い同社のAndroidタブレット製品の中では、最もシンプルなスレート型タブレットだ。
Tab 4 8およびTab 4 10は、解像度がHDの8型および10型のディスプレイを採用したAndroidタブレット。クアッドコアのSnapdragonを採用して、メモリは2GBとなっている。DolbyのDolby Atomsに対応した、ステレオスピーカーを内蔵している。カラーバリエーションはスレートブラックとポーラーホワイト。
Tab 4 8 PlusおよびTab 4 10 Plusは、解像度がフルHDの8型および10型のディスプレイを採用したAndroidタブレットとなる。本体の厚さがが7.5mm~8.4mmと薄く作られている。オクタコアの64bitプロセッサを内蔵したSoC、最大で4GBメモリと32GBのストレージというスペックになっている。
また、DolbyのDolby Atomsに対応したステレオスピーカーを内蔵しているほか、指紋認証センサーを備えて、マルチユーザー環境で指紋でユーザーを切り換えて利用できる。充電端子はUSB TypeーCで、QuickCharge 3.0に対応している。カラーバリエーションはスパークリングホワイトとオーロラブラック。
児童向けとビジネス向けをカバー
Tab 4シリーズには、「キッズパック」および「プロダクティビティパック」と呼ばれるオプション機能が用意されており、それを利用することでタブレットを児童用、ビジネス用として最適化できる。
キッズパックには、耐衝撃バンパー、ブルーライトカットフィルター、カラフルな3Mステッカーのペアなどが付属しており、児童用のタブレットに変身させることが可能になる。児童用アカウントなどの仕組みも用意されており、利用時間の制限などペアレンタルコントロール機能が充実していることも特徴の1つとなっている。
KIDOZと呼ばれる児童向けコンテンツの配信システムにも対応しており、児童向けに有益なコンテンツを供給していく計画だとLenovoでは説明している。
プロダクティビティパックは、Tab 4 10およびTab 4 10 Plusに対応したビジネス向けのパッケージ。スタンド/フォリオケースになるBluetoothキーボードが用意されており、マウスやキーボードでの操作に最適化されたUIで、PCライクに文章作成などに利用することができるという。
市場想定価格はTab 4 8およびTab 4 10が169ユーロ(1ユーロ=120円換算で、20,280円)からと179ユーロ(同、21,480円)から。Tab 4 8 PlusおよびTab 4 10 Plusは259ユーロ(同、31,080円)と299ユーロ(同、35,880円)から。グローバルの出荷は5月が予定されている。
Lenovoの日本法人レノボ・ジャパンの広報によれば、日本での販売、価格などに関しては未定とのことだ。