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Synology、個人向け人気NASキットの後継機「DS216j」

~CPU刷新で性能向上、インターフェイスも増加

「DiskStation DS216j」

 台湾Synologyは、2ベイタイプのホームユーザー向けNASキット「DiskStation DS216j」を発売した。実売価格は26,000円前後。

 2014年11月に登場した人気機種「DiskStation DS215j」の後継モデルで、CPUはARM v7アーキテクチャのMarvell「Armada 385 88F6820」を採用。コア数は2基、クロックは1GHzとなっており、DS215に使われている「Armada 375 88F6720」よりも200MHzクロックが上がった。これにより、平均リード速度は112.75MB/sec、同ライトは97.6MB/secとなり、前モデルのリード111.41MB/sec、ライト87.49MB/secに対し、若干の性能向上が見られる。

 このほか、USB 3.0ポートが2基に増え、本体前面のLEDを4段階で調光できる機能が追加された。これ以外の仕様は前モデルとほぼ変わらず、従来通りの使い勝手を維持している。

 管理システム用のOSは従来通り「DSM」(DiskStation Manager)を搭載し、GUIによる直感的な操作を可能とすることに加え、セキュリティ機能やファイル同期機能など、NASの使い勝手を向上させる各種ユーティリティをアドオン方式で導入できる「パッケージセンター」を利用できる。

 外部インターフェイスは、Gigabit Ethernet、USB 3.0×2を装備。内部インターフェイスはSATAを2基備え、3.5インチドライブだけでなく2.5インチドライブも装着可能。認識可能なHDDの容量は、1台当たり8TBまでとなっている。RAID構成は独自のSynology Hybrid RAID(SHR)のほか、RAID 0/1やBODなどを設定できる。

 本体サイズは165×100×225.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.88kg。

左側面
右側面
正面
背面
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(中村 真司)