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アーク情報システム、操作性を向上したデータ復元ソフト

~スキャンするセクタ範囲の指定や復元ファイルのバイナリ表示にも対応

HD 革命/FileRecovery Ver.4 データ復元&ドライブ修復 パッケージ

 株式会社アーク情報システムは、Windows用データ復元ソフト「HD 革命/FileRecovery Ver.4」を3月18日より発売する。

 データ復元機能を備えた「HD 革命/FileRecovery Ver.4 データ復元」、開けなくなったパーティションの修復と、Windowsが起動できなくなった場合に別ドライブなどへデータをコピーするデータ救出機能を備えた「HD 革命/FileRecovery Ver.4 データ復元&ドライブ修復」の2つをラインナップ。Ver.4から、従来Standardとしていたバージョンを「データ復元」、Professionalとしていたバージョンを「データ復元&ドライブ修復」へと名称が変更となった。

 税別価格は、データ復元の通常版が5,500円、アカデミック/ダウンロード版が4,300円。データ復元&ドライブ修復は、通常版が7,600円、アカデミック/ダウンロード版が6,000円。

 Ver.4では、2015年発売のVer.3からUIを一新し、操作性を向上。セクタスキャン時のOffice系ファイル名復元機能や、復元したRAWファイルのプレビュー(MRWを除くNEF/CR2/PEF/DNG/ARW形式で対応)、セルシスのペイントソフト「Clip Studio」で使用されるCLIP形式や、iTunesで使用されるM4B/M4V形式ファイルの復元対応、4Kディスプレイなど高解像度環境への対応などが図られている。また、復元したファイルのバイナリ表示に対応し、ユーザーがデータ内のテキストから元ファイルを推測できるようになった。

 さらに、セクタスキャン時にスキャン範囲を手動で指定可能となったことで、大容量HDDなどで分割して復元し、作業時間の目安確認などが可能となった。

 なお本バージョンでは、製品ディスクからの直接起動またはインストールしてからの使用に加え、「データ復元」版でも起動用ディスクの作成に対応しており、起動用CDやUSBメモリなどを用意しておけば、OSが起動できなくなったPCでも復元操作が可能となる。ただし、前述の通り復元データの別ドライブへのデータコピーは「データ復元&ドライブ修復」版の機能となるため、「データ復元」版では、OSが起動しない状態の場合、復元後のデータを移行するために別PCへドライブを接続するなどの作業が必要となる。

 対応OSはWindows Vista/7/8/8.1/10。

(佐藤 岳大)