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レノボ、300万円前後のNeXtScale用拡張トレイ

~ビッグデータ分析やディープラーニングに好適

「NeXtScale PCIe 2U NeX トレイ」

 レノボ・ジャパン株式会社は、同社のHPC(High Performance Computing)サーバー「NeXtScale System」を拡張して2倍のGPUを搭載可能にする「NeXtScale PCIe 2U NeX トレイ」を発表した。

 サイズは2Uハーフワイドで、4つのフルサイズダブルワイドのGPUやコプロセッサを内蔵可能とし、1.5U相当で4GPU構成を実現する。

 トレイにNVIDIA Tesla K40を搭載したNeXtScale System nx360 M5ノードの税別直販価格は3,212,400円、GRID K2搭載モデルは同2,842,400円となる。10月1日から出荷を開始する。

 本製品は、主にビッグデータの分析や、単精度浮動小数点演算を多用するディープラーニング、そしてCGのレンダリングファームに最適とする。なお、ノードあたり2つのXeon E5-2697 v3と4つのTesla K40を搭載した場合の単精度浮動小数点演算の理論性能は615TFLOPSに達する。

 また、GRIDを搭載した場合、CAD on VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)の集約率をエンクロージャあたり最大50%向上可能。設置スペースとコスト削減に寄与するとしている。

(中村 真司)