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マウス、“携帯型”Fury X搭載PCを披露
~「G-Tune:Garage」移転記念イベントで
(2015/6/19 21:51)
マウスコンピューターは、同社ゲーミングブランド「G-Tune」の公式ストア「G-Tune:Garage」の移転記念イベントを開催した。
新店舗の住所は千代田区外神田3-12-7で、中央通りに面しており、2フロアとなった。1Fがデモスペース、2Fが販売スペースとなる。
プレオープン前に行なわれたプレス向けイベントでは、まず同社代表取締役社長の小松永門氏が挨拶を行なった。小松氏は、中央通り沿いに店舗を構えるべく、かれこれ8年以上物件を探してきたと明かし、遂に念願の「中央通り沿いに出店」を果たしたと述べた。
今回一番大きなコンセプトは「PCゲームについて情報を発信していく場所」で、日本のPCゲームの中心地として、最新のハード、最新のゲームを発信していくという。
1F奥にはストリーミング配信の設備なども設置される予定で、新製品発表やゲーム/PC関連のイベントスペースとして貸し出しも行なうとして、秋葉原の中心地から発信していきたいと呼び掛けた。
次に同社コンシューマー営業統括部 コンシューマーマーケティング室室長の杉澤竜也氏による、店舗のデザインコンセプトの説明が行なわれた。
また杉澤氏はPCゲーム配信プラットフォーム「PLAYISM」との提携により、G-Tune:Garageで「D4: Dark Dreams Don't Die」がフリープレイできると発表した。今後も、毎月ないし隔月程度のペースで、同プラットフォームの推薦するインディーズゲームをプレイできるようにしていきたいという。
そのほかの体験デモについても、3画面ゲームPC、Oculus Rift DK2に加え、Sumsungの「Gear VR」の設置や、アイトラッキングなどのコンテンツを追加していく予定だという。さらにマスコットキャラクター「G-Tuneちゃん」のグッズ先行販売も行なわれる。
その後、現在開発中というゲーミングPC「LITTLEGEARシリーズ」が発表された。LITTLEGEARシリーズは、ハンドルを備えた“持ち運び”を前提としたPCで、Mini ITXを採用しコンパクトかつカード長30cmクラスのハイエンドGPUを搭載可能とするのが特徴。LANパーティーやVR開発者のデモ用途などを想定しているという。
今回実機展示されていたモデルは、18日に発表されたAMDの最新GPU「Radeon R9 Fury X」を搭載しており、ゲストの日本AMD 森本竜英氏がFury Xの解説を行なった。
R9 Fury Xは新GPUコア“Fiji”を搭載し、HBM(High Bandwidth Memory)によりメモリバンド幅はR9 290Xの512bitから4,096bitへと大幅に拡張された。
森本氏は、Fijiコア搭載のHBMの構造について、メモリは4層のスタックで、ロジックダイまで含めて5層となると解説し、特徴のメモリ幅については「VR環境を突き詰めていくと必ず必要になってくるバンド幅」と述べた。
Fury Xは120mmラジエータによる水冷システムとなっているが、静音性も高く、ゲーム実行時でも温度は50度程度に収まるとしており、アルミを使用した筐体や、インジケータ機能を備えるLEDを搭載するなど、本体デザインは非常に拘って作られたという。
そのほか特別ゲストとしてOcuFes主催 高橋建滋氏や格闘ゲームプレイヤーのふり~だ氏、グラビアアイドルの塚本舞さんらが登場し、新店舗のオープンを祝った。
G-Tune:Garageでは、今回の店舗移転を記念し、19~21日にかけてグッズや景品の当たるイベントが開催される。