ニュース

「DARPA Robotics Challenge」の決勝に25チームが参加

~日本からは5チームが参加

Team HRP2-Tokyo(日本)のロボット

 米国防総省国防高等研究計画局(DARPA)は5日(現地時間)、ロボット開発プロジェクト「DARPA Robotics Challenge」(DRC)の決勝参加資格を、全世界から25チームが得たと発表した。

 DRCは、同局が主催する災害救援ロボットの開発競技会。ヒトと協調して作業できるロボットの開発を目的としている。災害現場を想定した8つの種目を用意し、ロボットのタスク達成度を競う。種目は、自動車の運転、悪路踏破、梯子登り、瓦礫除去、ドアの開放、ドリルによる壁破り、バルブ締め、消火ホース取り付けの8つ。会場の通信環境は意図的に劣化させているため、ロボットの自律性も求められる。

 2014年12月に本戦が行なわれ、決勝は2015年6月5~6日に米国カリフォルニア州ポモナのフェアプレックスで開催予定。賞金として、1位に200万ドル、2位に100万ドル、3位に50万ドルがそれぞれ支払われる。

 参加国は米国から12チーム、日本から5チーム、韓国から3チーム、ドイツから2チーム、香港、イタリア、中国から各1チーム。日本からは、東京大学、神戸大学、大阪大学、千葉工業大学、独立行政法人産業技術総合研究所などが参加している。

Team NimbRo Rescue(ドイツ)のロボット
Team WPI-CMU(米国)のロボット
Team ROBOTIS(韓国)のロボット
Team DRC-Hubo(米国)のロボット
Team WALK-MAN(イタリア)のロボット
Team Intelligent Pioneer(中国)のロボット

(関根 慎一)