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2014年の半導体市場は7.9%伸長、米Gartner調べ

 米Gartnerは6日(現地時間)、2014年の世界半導体市場の調査結果を発表した。

 これによると、2014年の半導体売り上げは全体で3,398億ドルで、2013年の3,150億ドルから7.9%の伸びを示した。また、上位25ベンダーの売り上げは前年比11.7%増。この25社による市場シェアは72.1%となり、前年の69.7%から拡大している。

 この市場拡大の理由として挙げられているのがDRAM市場の伸びで、売上高は46億ドルと2013年から31.7%の伸長し、過去最高を記録した1995年を上回る規模としている。DRAMの好調に支えられ、Micron Technologyの売上高は前年比41%増、SK Hynixは26.1%増と大幅な伸びを見せた。一方で、半導体市場全体におけるDRAM市場の比率は13.5%と、1995年の27.9%という比率の半分に留まっているとも指摘している。

 また、2013年には10.1%の減少を見たPCについても回復したほか、スマートフォン市場も堅調に推移。一方でタブレット市場については急減速が見られるという。

 ベンダー別に見ると、1位はシェア15%のIntelで、売上高は前年比4.6%増の508億4千万ドル。2位はシェア10.4%のSamsung Semiconductorで、売上高は同15.1%増の352億7,500万ドル。3位はシェア5.6%のQualcommで、同11.5%増の191億9,400万ドルとなっている。

(多和田 新也)