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レノボ、WUXGA 10.1型液晶搭載Windowsタブ「ThinkPad 10」

~デジタイザや指紋認証、LTEのオプションも

「ThinkPad 10」
7月8日 発売

価格:66,000~81,000円(税別)

 レノボ・ジャパン株式会社は8日、10.1型Windowsタブレット「ThinkPad 10」を発表した。法人向けには同日より販売開始するが、個人向けの提供時期は未定。

 8型の「ThinkPad 8」同様、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応液晶(Gorilla Glass)を搭載するタブレット。8型に比べ、CPUの周波数が向上。また、上位モデルはメモリ4GBや、電磁誘導式デジタイザペンを搭載する。

 なお、メモリ2GBの最下位モデルはOSがゼロ円のWindows 8.1 with Bing 32bitで、他のモデルより1万円以上安価だが、このモデルのみOffice Home and Business 2013が付属している。これは、上位モデルはOSがProバージョンで、最下位モデルのみに対して、Officeを安価に提供するプログラムが適用されているからだと思われる。

 主な仕様は、Atom Z3795(1.59GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB(最下位モデルを除く)、ストレージ64GB、Windows 8.1 Pro Update 64bit(最下位モデルを除く)。インターフェイスは、Micro HDMI出力、USB 2.0(フルサイズ)、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、microSDカードスロット、200万画素前面カメラ、800万画素背面カメラ、加速度センサー、近接センサー、デジタルコンパス、光センサー、GPS、ジャイロセンサー、音声入出力などを装備。

 オプションで、指紋認証、LTEモジュール(9月中旬以降)、USB 3.0×3/HDMI/Gigabit Ethernet搭載ドック、ペンも収納できるキーボードカバー「ウルトラブックキーボード」(日本語/英語)、タッチケース、堅牢性を上げるベルト付きプロテクター、プライバシーフィルター、予備ペンなどが用意される。

 価格(税別)は最下位モデルが66,000円、メモリ4GBの最下位モデルが75,000円、これにペンを付属させたモデルが79,000円、指紋センサー/スマートカードリーダ/ペン付属の最上位モデルが81,000円。

 バッテリ駆動時間は約10.2時間。本体サイズは約256.5×177×8.95mm(幅×奥行き×高さ)、重量はペン無しが約590g、ペン有りが約598g。指紋センサー搭載の最上位モデルは、指紋センサーの厚みが加わり、約256.5×177×16.95mm(同)、約648g。

正面
背面
一部標準装備のThinkPad Tabletペン
ThinkPad Tabletドック
ウルトラブックキーボード装着時
ThinkPad 10クイックショット・カバー装着時

(若杉 紀彦)