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NEC、薄さ8.95mmの10.1型WUXGA Windowsタブレット

~デジタイザ標準装備、キーボード付属モデルも

「LaVie Tab W」
6月26日 発売

価格:オープンプライス

 NECパーソナルコンピュータ株式会社は、Windows 8.1でサポートされたInstantGoにも対応する、1,920×1,200ドット(WUXGA)表示対応の10.1型タブレット「LaVie Tab W TW710/S」シリーズを6月26日に発売する。価格はオープンプライス。

 2013年9月に発売された10.1型Windows 8「TW710/M」シリーズの後継。液晶解像度が1,366×768ドットから1,920×1,200ドットへ高解像度化したほか、プラットフォームをBay Trail-Tへ刷新してAtom Z3795(1.6GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ4GB構成とした。OSはWindows 8.1 Update(32bit)プリインストールへ変更されている。

 筐体も一新。本体サイズは256.5×177×8.95mm(幅×奥行き×高さ)と、従来の薄さ9.8mmから10%薄型化した。重量は約598g。本体はファンレスで、スリープから高速に復帰できる「InstantGo」もサポートする。

 従来モデルから引き続き、1,024段階筆圧検知のデジタイザペンを標準装備。ただし、ペンデザインを変更。直径を6.5mmから7.4mmへと太くし、クリップも付いた。デジタイザに適したソフトウェアとして、MetaMojiの「Note Anytime」、サイバーリンクの「PhotoDirector」などもプリインストールされる。

 マグネットで着脱可能なキーボードも用意。キーピッチ18.5mm、キーストローク1.8mmで、キーストロークを従来モデルよりも長くすることで打ちやすさを向上させたという。また、キーボード部にデジタイザペンの収納スペースを設けた。キーボードを含めた本体サイズは256.5×197.4×16.8~23.8mm(同)、重量は約1,148g。

「LaVie Tab W」(TW710/S2S)

 ラインナップはキーボード付属の「TW710/S2S」と、タブレット単体の「TW710/S1S」の2モデル。店頭予想価格は前者が94,800円(税別)前後、81,800円(同)前後の見込み。イーブックジャパンで利用可能な電子書籍クーポン2,160円分が付属する。

 主な仕様は、Atom Z3795、メモリ4GB、ストレージ約64GB、WUXGAドット表示/タッチ対応10.1型IPS液晶、Windows 8.1 Update(32bit)、Office Home and Business 2013。

 インターフェイスやセンサーは、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0、前面約200万画素/背面約800万画素カメラ(1080p対応)、microSDカードスロット、Micro HDMI出力、USB、音声入出力、0.5W+0.5Wスピーカー、GPS、加速度センサー、地磁気センサー、ジャイロセンサー、照度センサーなどを装備。

 バッテリ駆動時間は約9.8時間。充電用のACアダプタを従来モデルの10Wから36Wへ強化し、充電時間を従来モデルよりも短縮している。

 このACアダプタおよび、着脱式キーボード、デジタイザペンは単品でオプション販売もされる。店頭予想価格はそれぞれ10,000円(同)前後、26,000円(同)前後、8,000円(同)前後の見込み。

「LaVie Tab W」(TW710/S1S)
TW710/Sシリーズの背面

【お詫びと訂正】初出時、着脱可能なキーボードをBluetooth接続としておりましたが、正しくは専用端子によるUSB接続となります。お詫びして訂正いたします。

(多和田 新也)