Samsung、積層型の「V-NAND」を採用した「850 PRO」SSD

　韓国Samsung Electronicsは1日(現地時間)、ハイエンドPCおよびワークステーション向けとなる、独自の3次元積層型メモリセル技術「V-NAND」を採用した2.5インチSSD「850 PRO」を発表した。世界53の地域で、7月より出荷開始となる。

　V-NANDはメモリセルを積層する技術。これにより、プロセスルールや、基板面積を変えることなく、容量を増やすことができる。これまで同社は24層のものを製品化していたが、今回クライアントPC向けで初めて32層のV-NANDを搭載した。製品の容量は128/256/512GB/1TB。インターフェイスはSATA 6Gbps。

　性能は連続読み込みが550MB/sec、連続書き込みが520MB/sec、ランダムアクセスは、読み込みが100,000IOPS、書き込みが90,000IOPS。稼働時の周辺温度を維持し、加熱によるデータ損失を防ぐ「Dynamic Thermal Guard」機能を搭載する。

　韓国では発表会が行なわれており、詳細は別途お伝えする。