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ASUS、H97/H87/B85/H81マザーでもオーバークロックを可能にするBIOS

6月中旬より順次公開

 ASUSは18日、Intel H97/H87/B85/H81 Expressチップセット搭載マザーボードにおいて、Pentium G3258(Anniversary Edition)を含むKシリーズのCPU駆動倍率変更を可能にするUEFI BIOSを順次公開すると発表した。

 ASRockの「Non-Z OC」技術に似たもので、本来Intel Z97/Z87 ExpressチップセットでしかできないCPU駆動倍率の変更を可能にする。ASUSが提供するスクリーンショットでは、「H97-PRO」を用いてPentium G3258(G3420はCPU-Zの誤認識と思われる)を4.9GHz(電圧1.58V)にオーバークロックしているのが分かる。

 ただし、メモリはDDR3-1600まで制限される点や、ベースクロック125MHz/167MHz用の比率が用意されない点は変わらない。またCPU駆動倍率以外の設定項目については変更がなく、従来通り電圧やメモリのタイミングなどは設定可能。

 Pentium G3258は実売価格1万円以下が見込まれているため、1万円以上のZ97/Z87との組み合わせはコストパフォーマンスに欠くことになり、このための対策と見られる。

 対応BIOSは各製品のサポートページで今週より順次提供開始し、6月18日現在、H97/H87製品がダウンロード可能となっている。なお、この対応はIntel非公式のため、将来のアップデートで再度無効になる可能性がある。

(劉 尭)