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AMD AM1対応マザーボードが各社から発表

3月5日 発表

 AMDの新プラットフォーム「AM1」発表を受け、マザーボードメーカー各社からも対応製品が発表された。

 AM1プラットフォームはAPU「Kabini」のソケット版で、デスクトップ市場向けに提供される。CPUコアはJaguar、GPUはGCNアーキテクチャ。4月に発売予定となっている。APUブランド名は往年の「Athlon」、「Sempron」が復活する。

 対応マザーボードはmicroATX、Mini-ITXのフォームファクタで登場。ソケットの名称は「Socket FS1b」となる。Socket FS1bではAMDのデスクトップ向けソケットで長らく続いたCPUクーラー装着用のリテンションメカニズムが廃止されており、部品配置の自由度が向上している。クーラーは斜めの2点留めとなっている。

 各社の対応情報では、プロセッサの名称はAMD A6/A4/E2/E1、最大TDPは25Wとなっている。以下、各メーカー(アルファベット順)で公開されている製品情報を紹介する。なお、ECSはまだ公開されていない。

 ASRockは、microATXの「AM1B-M」、Mini-ITXの「AM1H-ITX」、「AM1B-ITX」の3製品を公開。AM1H-ITXは、DisplayPortやMini PCIeを備える。

AM1B-M
AM1H-ITX
AM1B-ITX

 ASUSは、microATXの「AM1M-A」とmini-ITXの「AM1I-A」の2製品を発表。AM1I-AにはVRMヒートシンクの装備やエッジフリーのPCI Express x4拡張スロットも見える。

AM1M-A
AM1I-A

 BIOSTARは、microATXの「AM1MHP」、「AM1MH」、「AM1ML」の3製品を公開。AM1MLはディスプレイ出力がアナログRGB(ミニD-Sub15ピン)のみで、エントリーモデルとみられる。

AM1MHP
AM1MH
AM1ML

 GIGABYTEは、microATXの「GA-AM1M-S2P」、「GA-AM1M-S2H」の2製品を公開。前者は独自の「Ultra Durale 4 Plus」や「DualBIOS」に対応し、上位モデルとみられる。

GA-AM1M-S2P
GA-AM1M-S2H

 MSIはMini-ITXの「AM1I」の1製品を公開。独自の「ミリタリークラス4」により品質と信頼性を高め、Mini PCIeスロットを備える。

AM1I

(山田 幸治)