Iridium、業界初の通信衛星を利用したポータブル無線LANルーター

　米Iridium Communicationsは4日(現地時間)、業界初の通信衛星対応ポータブル無線LANルーター「Iridium GO!」を発表した。2014年上半期に同社の販売パートナーより提供される。

　イリジウム通信衛星を用いた通信が可能なポータブル無線LANルーター。最大5台のスマートフォンやタブレット、ノートPCを接続でき、iOS、Androidに提供される専用アプリの「Iridium GO!」や「Iridium Mail&Web」を用いることで、通話やインターネット接続が可能。

　また、アプリケーション開発プログラムも組まれており、パートナーにはAPIが提供され、サードパーティからも本製品を活用するアプリケーションが提供される予定となっている。

　詳しい仕様は明らかにされていないが、Wi-Fi半径30m以内で通信が可能で、通信衛星は2015年に打ち上げが予定されている次世代衛星のIridium NEXTにも対応するとしている。

　本体サイズは、114.3×82.55×31.75mm(幅×奥行き×高さ)。米国防総省の調達基準であるMIL-STD-810Fに準拠するほか、IP65の防塵性能を備える。