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Windowsストア版OneNoteに写真の遠近補正やOCR機能が搭載

~Windows 8.1とタブレットでより便利に

OneNote※画面は全て英語版
11月25日(現地時間)更新

 米Microsoftは25日(現地時間)、Windowsストアアプリ版「OneNote」を更新し、バグ修正などとともに、いくつかの新機能を追加した。Windows 8.1や、最近新製品投入が続く、8型タブレットに向けた機能となっている。

 1つ目は画面キャプチャの貼り付け機能。Windows 8.1では、チャームの共有からスクリーンショットを撮影できる(デスクトップでは、共有=スクリーンショット撮影となり、ストアアプリ実行時は、共有の下のドロップダウンメニューからスクリーンショットを選べる)。撮影時に、共有先としてOneNoteを選ぶと、キャプチャのプレビューが表示されるので、送信を押すと、新規ノートとして貼り付けられるようになった。Webの記事などのURLを送るのでなく、見たままを残したい時に好適。

 もう1つは、写真の補正機能。ホワイトボードや看板などをメモに残したい場合、写真に撮ってOneNoteに貼り付けできるが、新バージョンでは、その写真に自動的に、クロッピング、回転、遠近補正、影の取り除き、シャープ化を行ない、スキャンした文書のように残すことができる。加えて、OCR機能により、写真に写っている文字列も、検索をかけることができるし、認識した文字列をテキストとして全て抽出して、OneNoteなどに貼り付けもできる。対応言語は日本語を含む13言語。

 手書きも強化され、これまではスタイラスで黒線しか手書きで描けなかったものが、カラーインクに対応し、指でも手書き入力ができるようになった。このほか、他の同期しているデバイスのものも含め、直近のノートがタイトルだけでなく、プレビューとして一覧表示されるようになり、小型端末では自動的(通常は右クリックのメニューから)にノート部分が全画面表示されるようになった。

ストアアプリからもデスクトップからも、チャーム経由でスクリーンショットを撮影して、OneNoteに貼り付けられる
直近のページの履歴が、プレビュー付きで表示
小型端末ではノート部分が自動的に全画面表示になる
ホワイトボードの撮影と補正の様子
OCRの様子

(若杉 紀彦)