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ジャパンディスプレイ、画素密度“543ppi”の5.4型WQHDパネル

10月24日 発表

 株式会社ジャパンディスプレイは24日、1,440×2,560ドット(WQHD)の解像度を持つ5.4型TFT液晶モジュールを開発したことを発表した。

 高解像度スマートフォンを対象としたモジュールで、画素密度は543ppi。同社では「世界最高水準精細度」としている。

 参考までに、500ppiクラスの画素密度を持つ液晶パネルとしては、昨年同時期に開催されたFPD International 2012で同社が展示した4.38型1,920×1,080ドットパネル(501ppi)や、東芝モバイルディスプレイやシャープが6.1型の2,560×1,600ドットパネル(498ppi)が公開されているが、それらを大きく上回る精細度となる。

 主な仕様は、色再現域がNTSC比70%、コントラスト比が1,500:1、視野角が上下/左右それぞれ160度。額縁も上/左右それぞれ1mmに抑えモジュールを小型化。サイズは69.59×1.12×126.67mm(幅×奥行き×高さ)。

 同じくWQHD解像度の6.1型モジュールも発表。こちらは、画素密度は473ppi、コントラスト比が1,000:1となる。サイズは80.18×1.65×146.73mm(同)。

(多和田 新也)