ニュース

HP、webOS資産をLGに売却

2月25日(現地時間)発表

 米Hewlett-Packard(HP)は25日(現地時間)、韓国LG ElectronicsにwebOS資産を売却することで合意に達したと発表した。金銭面などの条件は公開されていない。

 この合意に基づき、LGはHPの持つwebOSのソースコード、関連文書、エンジニアリング要員、関連Webサイトを入手。また、HPの知的財産権の下、HPがPalmから得た特許を含むwebOS製品を利用するライセンスも手に入れる。

 LGでは、これらの資産を次世代のSmart TV製品開発へと応用させる予定で、エンジニアなどは同社のシリコンバレー研究所に配属させる。また、サンノゼとシカゴに続き、サニーベールとサンフランシスコのサイトもグローバル研究開発拠点に加える。

 なお、HPではPalmから得たクラウドコンピューティングの資産は保持するとともに、Palmユーザーへのサポートは同社が引き続き行なう。

(若杉 紀彦)