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ASUSTeK、ゲーマーやオーバークロッカー向け機能搭載のRadeon HD 7970 GHz Edition
(2012/12/5 13:01)
ASUSTeK Computerは、ゲーマーやオーバークロッカー向けの機能を盛り込んだ独自設計のRadeon HD 7970 GHz Edition搭載ビデオカード「MATRIX-HD7970-P-3GD5」を12月5日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は60,000円前後。
ゲーマー向けの「R.O.G.(Republic of Gamers)シリーズ」にラインナップされる製品。Radeon HD 7970 GHz Ediitonの定格クロックからさらにクロックアップされ、コアクロック1,050MHz(定格1,000MHz)、ブースト時コアクロック1,100MHz(同1,050MHz)、メモリクロック6,600MHz(同6,000MHz)に設定される。ビデオメモリは3GBのGDDR5を搭載。PCI Express用電源コネクタは8ピン×2を使用。
インターフェースはDVI-I、DVI-D、DisplayPort×4を搭載。6画面出力に対応する。
GPUクーラーは3スロットを占有し、ヒートパイプをGPUに密着させることで効率を高めた「DirectCU II」。ファンの回転数を強制的に100%に固定させる「Turbo Fan Activator」ボタンを基板上に搭載する。
電源回路は同社のハイエンドマザーボードでも使われる20フェーズの「DIGI+ VRM」を搭載。「Super Alloy Power」と呼ばれる独自調合のオリジナル素材を配合した各種部品を採用しており、同GPUのリファレンスデザインに対して、チョークコイルは最高35℃の低温化、MOSFETは30%の対応電圧拡大、コンデンサはオーバークロック時の安定性を最大28%向上させたという。コンデンサには-70~125℃に耐え、105℃下でも一般的な固体コンデンサに比べて5倍の高寿命という日本製のBlack Metallic Capacitor(ニチコンのGTシリーズ)を採用している。
そのほか、基板上に搭載された+/-ボタンでGPU電圧を変更できる「TweakIt」機能、GPU/メモリ電圧計測の電気接点「ProbeIt」、GPU負荷をLED表示する「LED Load Indicator」、ビデオカードの設定を工場出荷状態に戻す「Safe Mode」ボタンを装備。R.O.G.シリーズのマザーボードの一部に搭載される、GPU/メモリ電圧の表示機能「VGA Hotwire」にも対応する。