富士通、世界最小センサー採用の手のひら静脈認証ユニット

PalmSecure-SL

8月8日 発売

価格:18,735円~



 富士通株式会社と富士通フロンテック株式会社は、世界最小/最薄の静脈認証センサーを採用したUSB接続の非接触型ユニット「PalmSecure-SL」シリーズを発売した。価格は、スタンダードセンサーが18,735円から、マウス一体型が20,475円から。

 5月に発表した世界最小/最薄のセンサーを採用。スタンダードセンサータイプは、従来の「PalmSecure-LT」シリーズと比べて約4分の1の体積に小型化した。PalmSecure-LTスタンダードセンサーの本体サイズは約54×86×35mm(幅×奥行き×高さ)、新しいPalmSecure-SLスタンダードセンサーは約48×48×16.5mm(同)。重量は約55gから約35gになった。マウスタイプの大きさは従来とほぼ同じで、約63×117×37mm(同)、重量は約115g。

 用途はPCログイン専用。手のひらをかざすと連続で高速撮影し、その中から最適な画像を選び出して自動的に照合する機能を搭載。これにより、静脈認証ATMなどに使われている手首の位置を合わせて乗せる固定ガイドが要らない。

 認証ソフトウェアは付属せず、富士通のPCログインシステムとの組み合わせでのみ動作する。

(2012年 8月 8日)

[Reported by 山田 幸治]