ブラザー、印刷速度を向上させたモノクロレーザー
~待機電力も削減

HL-5450DN

9月中旬 発売
価格:オープンプライス



 ブラザーは、モノクロレーザープリンタ/複合機“JUSTIO”シリーズを一新し、9月中旬より発売する。価格はすべてオープンプライス。対応OSはWindows XP/Vista/7/Server 2003/Server 2008、およびMac OS X 10.5.8以降。

 新モデルではいずれも旧モデルから印刷速度を向上させ、耐久性が20万枚から30万枚(または5年)となった。

●モノクロレーザープリンタ

 モノクロレーザープリンタは、「HL-5450DN」、「HL-5440D」、「HL-6180DW」の3機種を発売する。店頭予想価格は順に33,000円前後、28,000円前後、75,000円前後の見込み。

 HL-5450DNは「HL-5350DN」の後継機で、印刷速度が30ppmから38ppmに向上した。また、ウォームアップタイムやリカバリータイムなどを短縮し、ランニングコストを3円/枚から2.7円/枚に下げた。待機時の消費電力も75Wから5Wと大幅に引き下げられた。

 印刷解像度は1,200dpi。給紙枚数は標準250枚、多目的トレイ50枚で、オプションの増設トレイで500枚増やせる。両面印刷に対応する。CPUはルネサスの「SS1000」、メモリは64MB(最大320MB)。インターフェイスはUSB 2.0およびEthernet。

 本体サイズは371×384×245mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg。

 HL-5440DはHL-5450DNからネットワーク機能を省き、パラレルポートを標準装備したモデル。本体サイズは共通で、重量は10.4kg。

 HL-6180DWは、HL-5450DNから印刷速度を40ppmに向上させたプロ向けモデルで、5年保証が付属。また、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、500枚給紙トレイを標準装備し、液晶パネルを備える。多目的トレイとオプションの増設トレイで最大1,050枚の給紙が可能。メモリは128MB(最大384MB)。

 本体サイズは371×384×288mm(同)、重量は11.5kg。

HL-5440DHL-6180DW

●モノクロレーザー複合機

 モノクロレーザー複合機として「MFC-8520DN」と「MFC-8950DW」の2機種を発売する。店頭予想価格は前者が55,000円前後、後者が118,000円前後の見込み。両製品ともに両面印刷と両面スキャンを標準装備した。また、FAX機能やネットワーク機能を備える。

 MFC-8520DNは「MFC-8380DN」の後継機で、印刷速度が30ppmから36ppmに向上した。また、プリンタ単機能機と同様、待機時の消費電力やウォームアップタイム、リカバリータイムなどを削減した。印刷/スキャン解像度ともに1,200dpi。インターフェイスはUSB 2.0およびEthernet。

 本体サイズは405×415×423mm(同)、重量は約16kg。

 「MFC-8950DW」は、MFC-8520DNから印刷速度を40ppmに向上させたプロモデルで、5年保証が付属。ADFも50枚となる。また、HL-6180DWと同様、IEEE 802.11b/g/n無線LAN、Ethernet、500枚給紙トレイを標準装備し、液晶パネルを備える。多目的トレイとオプションの増設トレイで最大1,050枚の給紙が可能となっている。

 本体サイズは491×415×477mm(同)、重量は17.7kg。

MFC-8520DNMFC-8950DW

(2012年 7月 4日)

[Reported by 劉 尭]