3月8日(現地時間) 発表
米Western Digital(WD)と株式会社日立製作所は、日立のHDD事業の譲渡が完了したと発表した。
日立グローバルストレージテクノロジーズ(日立GST)の持ち株会社のViviti Technologiesの全株式を、現金39億ドルと、約9億ドル相当のWD株式2,500万株を合わせた約48億ドルで、日立からWDへ譲渡した。WDの2,500万株は発行株式の約10%で、日立から2名をWD取締役に派遣する権利を持つ。日立GSTのスティーブ・ミリガンPresident & CEOは、WDの経営陣にPresidentとして加わる。
日立GST取得後のWDは、WD Technologyおよび日立GSTを子会社として運営する。両社の2011年度の売上高の合計は150億ドルとなる。
今回の株式譲渡により、日立は2012年3月期の連結決算に有価証券売却等利益1,910億円を営業外収益に、2012年3月期の個別決算で関係会社株式売却益2,629億円を特別利益に計上する予定。
(2012年 3月 9日)
[Reported by 山田 幸治]