エプソン、テーブル投写もできる超短焦点プロジェクター
~2人同時に書ける電子黒板機能搭載機種も

テーブル投写のデモ

12月21日から順次発売
価格:オープンプライス



 エプソンは、超短焦点のオフィリオプロジェクター4機種を、2012年2月24日から順次発売する。価格はオープンプライス。

 企業/教育市場向けのプロジェクターで、プロジェクターとスクリーンの距離があまりなくても投写できることが特徴。80型の画面を投影するために必要な最短投影距離は18.7~22.2cmときわめて短い。

 この特徴を生かして、テーブルの上にプロジェクター本体を置き、テーブル面に映像を投写することもできる。また、移動可能なスクリーンボードの上に設置して、キャスター付きのホワイトボードのように場所を移動することもできる。

「EB-480T」奥のプロジェクターからテーブル上にフルスクリーンが投写されている投影した画面に数値を書き込んだ例

 解像度がXGA(1,024×768ドット)の「EB-480」と、WXGA(1280×800ドット)の「EB-485W」の2機種が用意される。直販サイトでの価格は、159,980円と169,980円。発売は2012年2月24日。

 それぞれに、電子黒板機能を追加した「EB-480T」と「EB-485WT」も用意される。直販価格は199,980円と209,980円。発売は2012年3月14日。

スクリーンボードとの組み合わせ例。照明付のホワイトボードのように見えるこういう取付方法でも、本体の操作に支障はない
スクリーンの上端からは、ほとんど距離がないことがわかる末尾にTが付く機種は電気黒板機能を持っており、専用のペンで書き込みができる。書き込んだ内容の保存も可能

 電子黒板機能により、付属の電子ペンを使用することで、投写したスクリーンに書き込みができる。また、電子指示棒により、特定の位置を指し示したり、メニュー操作を行なう事ができる。従来の電子黒板機能では、同時に使用できる電子ペンは1本だけだったが、共同教育などで2人で書き込みがしたいというニーズがあり、今回から2本同時に使用できるようになった。

各機種の仕様。電子黒板機能の有無と画面の解像度で4機種が用意される前モデルは、壁に固定する使い方だったが、いろいろな使い方できるようになった前モデルに比べ20%コンパクトになった
前モデルより、同じ設置場所でも高い位置に投写できる電子黒板機能の詳細。以前のモデルでは機能を使うのにPCが必要だったが、機能を内蔵したモデルでは単体でもホワイトボードとして使用できる

 また、デスクトップ型の超短焦点プロジェクター2機種も発売される。通常のプロジェクターと同様に机などに置くタイプだが、通常機種の約半分の83cmの距離でワイド80型の画面を投写できる。

 解像度がWXGAの「EB-435W」の直販価格は159,980円、XGAの「EB-430」が149,980円。発売は12月21日。

「EB-435W」(左)と「EB-430」。EB-430はオプションの電子黒板ユニットとの組み合わせ例大きな目玉のようなレンズが特徴画面の解像度で2機種が用意される

(2011年 12月 15日)

[Reported by 伊達 浩二]