エプソンは、超短焦点のオフィリオプロジェクター4機種を、2012年2月24日から順次発売する。価格はオープンプライス。
企業/教育市場向けのプロジェクターで、プロジェクターとスクリーンの距離があまりなくても投写できることが特徴。80型の画面を投影するために必要な最短投影距離は18.7~22.2cmときわめて短い。
この特徴を生かして、テーブルの上にプロジェクター本体を置き、テーブル面に映像を投写することもできる。また、移動可能なスクリーンボードの上に設置して、キャスター付きのホワイトボードのように場所を移動することもできる。
「EB-480T」 | 奥のプロジェクターからテーブル上にフルスクリーンが投写されている | 投影した画面に数値を書き込んだ例 |
解像度がXGA(1,024×768ドット)の「EB-480」と、WXGA(1280×800ドット)の「EB-485W」の2機種が用意される。直販サイトでの価格は、159,980円と169,980円。発売は2012年2月24日。
それぞれに、電子黒板機能を追加した「EB-480T」と「EB-485WT」も用意される。直販価格は199,980円と209,980円。発売は2012年3月14日。
スクリーンボードとの組み合わせ例。照明付のホワイトボードのように見える | こういう取付方法でも、本体の操作に支障はない |
スクリーンの上端からは、ほとんど距離がないことがわかる | 末尾にTが付く機種は電気黒板機能を持っており、専用のペンで書き込みができる。書き込んだ内容の保存も可能 |
電子黒板機能により、付属の電子ペンを使用することで、投写したスクリーンに書き込みができる。また、電子指示棒により、特定の位置を指し示したり、メニュー操作を行なう事ができる。従来の電子黒板機能では、同時に使用できる電子ペンは1本だけだったが、共同教育などで2人で書き込みがしたいというニーズがあり、今回から2本同時に使用できるようになった。
各機種の仕様。電子黒板機能の有無と画面の解像度で4機種が用意される | 前モデルは、壁に固定する使い方だったが、いろいろな使い方できるようになった | 前モデルに比べ20%コンパクトになった |
前モデルより、同じ設置場所でも高い位置に投写できる | 電子黒板機能の詳細。以前のモデルでは機能を使うのにPCが必要だったが、機能を内蔵したモデルでは単体でもホワイトボードとして使用できる |
また、デスクトップ型の超短焦点プロジェクター2機種も発売される。通常のプロジェクターと同様に机などに置くタイプだが、通常機種の約半分の83cmの距離でワイド80型の画面を投写できる。
解像度がWXGAの「EB-435W」の直販価格は159,980円、XGAの「EB-430」が149,980円。発売は12月21日。
「EB-435W」(左)と「EB-430」。EB-430はオプションの電子黒板ユニットとの組み合わせ例 | 大きな目玉のようなレンズが特徴 | 画面の解像度で2機種が用意される |
(2011年 12月 15日)
[Reported by 伊達 浩二]