日本ヒューレット・パッカード株式会社は、AMDメインストリーム向けのFusion APU、AMD A4-3300Mを搭載した15.6型ノートPC「HP Pavilion g6-1100」シリーズを直販サイトで発売した。
CPUとGPUを1チップに統合し、Llanoのコードネームで知られるメインストリーム向けのAPU、AMD A4-3300M(1.9GHz)を搭載。国内で搭載したノートPCは初とみられる。同APUは、2つのCPUコアと、Radeon HD 6480Gグラフィックスを内蔵。CPUはTDP枠内で自動的に2.5GHzまでオーバークロックを行なうTurbo CORE機能を搭載する。L2キャッシュは2MB、TDPは35W。GPUコアクロックは444MHz。
本体は傷がつきにくいという「HP Imprint」技術を採用し、本体色はチャコールグレー。パームレストとタッチパッドを一体化したデザインを採用する。基本構成の違いで計4モデルが用意される。
「g6-1100AU エントリーモデル」は、メモリ2GB、AMD A60M FCH、320GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Home Premium(SP1/64bit)などを搭載し、価格は39,900円。
上記にOffice Personal 2010とBluetooth 3.0を追加した「g6-1101AU エントリー・オフィスモデル」の価格は49,980円。
「g6-1002AU スタンダードモデル」は、g6-1100AU エントリーモデルからメモリを4GB、HDDを500GBに強化し、価格は42,000円。
g6-1002AU スタンダードモデルにOffice Perosnal 2010とBluetooth 3.0を追加した「G6-1103AU スタンダード・オフィスモデル」の価格は52,500円。
インターフェイスはほぼ共通で、SDカードスロット、USB 2.0×3、HDMI出力、ミニD-Sub15ピン、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n対応無線LAN、Webカメラ、音声入出力などを備える。搭載スピーカーはALTEC LANSINGブランド。
バッテリは6セルリチウムイオンで、駆動時間は約6時間15分。本体サイズは378×246×30.5~38mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.36kg。
●14.5型のENVY14もSandy Bridge搭載ENVY14 |
このほか、Sandy Bridgeを搭載したBeats Audioシグネチャーハイエンドモデル「ENVY14」も発表した。直販モデルはすでに発売中、店頭モデルは8月5日に発売予定。
デジタルシグナルプロセッシングをDr.Dreがチューニングした、音楽再生品質にこだわったモデル。17型ではすでにSandy Bridgeを搭載済みだが、14型は夏モデルが初。GPUもRadeon HD 6630Mを搭載し、基本性能を高めた。
直販モデルの「HP ENVY14-2001TX Beats Edition」の主な仕様は、CPUにCore i7-2630QM(2.0GHz)、メモリ4GB、Intel HM65 Expressチップセット、GPUにRadeon HD 6630M(1GB)、640GB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、OSにWindows 7 Home Premium(SP1/64bit)などを搭載し、価格は119,700円。
店頭モデルの「HP ENVY14-2000TX Beats Edition オリジナルモデル(LZ811PA-AAAA)」は、上記からCPUをCore i5-2410M(2.30GHz)に変更し、価格はオープンプライス、店頭予想価格は13万円前後の見込み。
インターフェイスは共通で、SDカードスロット、USB 3.0×1、USB 2.0×2、Mini DisplayPort、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。
ソフトウェアは、Photoshop Elements 9、Premiere Elements 8、PowerDVD 10などを搭載。バッテリは8セルリチウムイオンで、駆動時間は約5時間。本体サイズは358×236×29.5~32mm(同)、重量は約2.55kg。
(2011年 7月 28日)
[Reported by 劉 尭]