日本HP、第2世代Core iシリーズ搭載ノートPCなど春モデル

dv6-4000 Premium

1月11日より順次発売

価格:オープンプライス



 日本ヒューレット・パッカード株式会社は、ノートPCの2011年春モデルを1月11日より順次発売する。発売日は店頭が1月20日、直販が1月11日正午を予定。価格はオープンプライス。

 春モデルは、Intelの第2世代Core iシリーズを搭載する新機種を追加し、シンプルな構成で価格を抑えた製品も用意する。そのほかは基本的に秋冬モデルのマイナーチェンジとなる。なお、掲載している写真は英語キーボードだが、製品は日本語キーボードを搭載する。

●Sandy Bridge搭載機

 15.6型の「dv6」は、Sandy Bridge搭載の最上位として「dv6-4000 Premium」が追加された。店頭および直販で販売する。

 CPUに4コア/Intel HD Graphics 3000内蔵のCore i7-2630QM(2GHz)、または同2720QM(2.20GHz)を搭載。直販モデルでは、GPUにRadeon HD 6570M(1GB)を選択できる。

 店頭モデルは、Core i7-2630QM、メモリ8GB、HDD 1TB、Blu-ray Discドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載し、店頭予想価格は120,000円前後の見込み。直販モデルは66,780円から。

 バッテリ駆動時間は約6時間。本体サイズはこれまでのdv6シリーズと同じ382×250×30~37mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.45kg。

dv7-5000

 直販モデルの17.3型「dv7」は、最上位に「dv7-5000」を追加。Core i7-2630QM、同2720QM、同2820QMを選択可能なほか、GPUにAMD Radeon HD 6570(1GB)を標準搭載。ストレージはSSD+HDDのハイブリッド構成などに対応する。

 最小構成は、Core i7-2630QM、メモリ2GB、HDD 500GB、AMD Radeon HD 6570M、DVDスーパーマルチドライブ、1,600×900ドット表示対応17.3型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載する。価格は79,800円から。

 CPU、GPU以外は、基本仕様、カスタマイズなどdv7の冬モデルをほぼ継承する。

●低価格モデル「G56」
G56

 店頭向けのエントリーモデルとして、15.6型の「G56」を追加。店頭予想価格は55,000円前後の見込み。

 主な仕様は、Celeron T3500(2.10GHz)、メモリ2GB、HDD 250GB、Intel GL40 Expressチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載する。

 バッテリ駆動時間は約4時間。本体サイズは374×246.5×33~38.5mm(同)、重量は約2.5kg。

●マイナーチェンジモデル
ENVY14 Beats Edition

 音にこだわった14.5型「ENVY14 Beats Edition」は、CPUクロックが向上。店頭モデルがCore i5-460Mからi5-480Mに、直販モデルがCore i7-720QMから740QMに強化した。そのほかは、ほぼ冬モデルを継承する。

 価格は、店頭モデルが130,000円前後、直販モデルが139,650円から。

 直販のみの17.3型「dv7」は、GPUがAMD Radeon HD 6550(1GB)に強化された。一方で、CPUがCore i5-480Mまたはi3-380Mになり、Core i7は選択肢から無くなった。最小構成の価格は59,640円から。

 15.6型のdv6は、タッチパネル搭載の「dv6 Premium」、Intelモデル「dv6i」、AMDモデル「dv6a」を発売する。

 店頭のみのdv6 Premiumは、CPU、GPU、HDD容量を強化。主な仕様は、Core i5-480M、メモリ4GB、HDD 640GB、GPUにRadeon HD 6370M(512MB)、BDドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型タッチパネル液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載し、店頭予想価格は110,000円前後の見込み。

 dv6iは、直販モデルでCPU、GPUなどを変更。本体色はこれまでのブラックチェリー、シャンパンゴールドのほか、冬モデルのシェルホワイトが終了し、ソノマレッドになった。これに伴い、店頭オフィスモデルの本体色がソノマレッドになる。

dv6 ブラックチェリーdv6 シャンパンゴールドdv6 ソノマレッド

 店頭オフィスモデルの主な仕様は、Pentium P6200、メモリ2GB、HDD 500GB、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)、Office Personal 2010を搭載し、店頭予想価格は75,000円前後の見込み。直販モデルは47,880円から。

 直販のみのdv6aは、CPU、GPUを強化し、OSにWindows 7 Professionalを選択可能になった。CPUはPhenom II X4 N940(2.20GHz)やAthlon II X2 P360(2.30GHz)など、単体GPUは、Radeon HD 6550M(1GB)を選択できる。

 最小構成は、AMD V160(2.40GHz)、メモリ2GB、HDD 250GB(7,200rpm)、AMD M880Gチップセット(ビデオ機能内蔵)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載。価格は44,730円から。

 店頭向けの15.6型シンプルノート「G62」は3モデルを発売。いずれもCPUを強化した。

 スタンダードモデルは、Core i3-380M、メモリ2GB、HDD 250GB(7,200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、1,366×768ドット表示対応15.6型ワイド液晶、Windows 7 Home Premium(64bit)を搭載し、店頭予想価格は65,000円前後の見込み。柄はチャコール。

 パフォーマンスモデルはCPUをCore i5-480M、HDDを320GBに強化し、店頭予想価格は75,000円前後の見込み。柄はビスコッティ。

G62 チャコールG62 ビスコッティ

Mini 110-3500

 10型前後のミニノートは、直販の10.1型ネットブック「Mini 210-2000」、11.6型AMDノート「dm1a」が冬モデルを継続する。dm1は米国でAMD Fusion APU採用モデルが発表されているが、国内では当面従来機種となる。

 店頭向けの10.1型ネットブック「Mini 110-3500」は、冬モデル「Mini 110-3100」の後継で、デュアルコアのAtom N550などに強化した。

 主な仕様は、Atom N550(1.50GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ1GB、HDD 250GB(7,200rpm)、1,024×600ドット表示対応10.1型ワイド液晶、Windows 7 Starterを搭載し、店頭予想価格は40,000円前後の見込み。

 バッテリ駆動時間は約4.5時間。本体サイズは268×192×23~32mm(同)、重量は約1.19kg。

(2011年 1月 11日)

[Reported by 山田 幸治]