日本HP、バッテリパック不具合による回収対象を拡大

HP G7000 Notebook PC

5月27日 発表



 日本ヒューレット・パッカード株式会社は5月27日、HP製ノートPC付属バッテリパックの不具合による自主回収の対象が増加したと発表した。

 同社製バッテリパックの一部は、非常に稀ではあるが、加熱、変形、発火などの現象が発生する不具合があり、2009年5月15日から自主回収プログラムを実施してきた。その後の調査により、回収対象となるバッテリパックが増加したことが判明し、今回新たに約11,500個を追加した。

 回収対象のバッテリパックは、2007年7月から2008年5月の間に製造されたノートPCで、日本で販売した19機種、および日本未発売の22機種を含む計41機種に搭載されている。搭載機種は下記の通り。

日本発売製品:
・HP Compaq 6510b/6515b/6710b/6715b/6720s Notebook PC
・HP Pavilion Notebook PC dv2405/dv2605/dv2705/dv2800/dv2805
・HP Pavilion Notebook PC dv6200/dv6205/dv6500/dv6700/dv6800
・HP Pavilion Notebook PC dv9200/dv9500/dv9700
・HP G7000 Notebook PC

日本未発売製品:
・HP Compaq 6520s/6710s/6715b Notebook PC
・HP Pavilion Notebook PC dv2000/dv2500/dv2700/dv6000/dv9000
・HP Pavilion Notebook PC dx6000/dx6500/dx6700
・HP G6000 Notebook PC
・Compaq Presario A900/C700/F500/F700 Notebook PC
・Compaq Presario V3000/V3500/V3700/V6000/V6500/V6700 Notebook PC

 上記機種のうち、バッテリパックのバーコード番号が、CT:62940、CT:65000、CT:65033、CT:65035、CT:67059、CT:67150が始まる場合、専用のWebサイトで該当するかどうか確認できる。これ以外の番号の場合は該当せず、また、いずれかの番号に当てはまる場合でもすべてが交換対象になるとは限らない。前回確認して該当しなかったユーザーも、再度確認するよう呼びかけている。

 該当するバッテリパックと判明した場合、無償で交換する。専用Webサイトから交換を申し込むと、受け付けてから約7~10営業日でユーザーの手元に届けられる。それまではバッテリパックを外し、ACアダプタで利用するよう指示している。

(2011年 5月 27日)

[Reported by 劉 尭]