ガートナー、電子機器メーカーの半導体需要ベスト10を発表
~2010年に半導体を最も購入したのはHP、日本は3社

1月24日 発表



 ガートナー・ジャパン株式会社は24日、2010年の半導体需要の動向を発表。電子機器メーカーの上位10社が総売上の3分の1を占め、デザインTAM(Total Available Market)ベースで1,043億ドルとなった。

 2010年の成長は、モバイルPC、スマートフォン、液晶TVが牽引。PCを販売する海外メーカーの順位は、Hewlett-Packardが1位、Appleが3位、Dellが5位、Lenovoが10位だった。携帯電話のNokiaは2009年の3位から4位に後退。

 国内メーカーは、ソニーが6位(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ除く)、東芝が7位、パナソニックが9位。パナソニックは買収した三洋電機を含むため、72.5%の高い成長率となった。このほか、韓国の家電メーカーのSamsung、LGの2社がそれぞれ2位、8位に入った。

世界の電子機器メーカーの半導体需要 (デザインTAMベース) (単位:百万ドル)
出典:ガートナー(2011年1月、速報値)

(2011年 1月 26日)

[Reported by 山田 幸治]