エルピーダメモリ株式会社は29日、平成23年度第1四半期(2010年4月～6月)の決算を発表した。

　これによれば、売上高は前年同期比143%増の1,763憶3,300万円、営業利益は444億2,200万円、経常利益は370億3,300万円、純利益は306憶7,100万円と、大幅な売上増と黒字転換を果たした。

　第1四半期は通常需要が落ち込む時期だが、PC、スマートフォン、デジタルTVの電子機器向けDRAMの需要が強く、高値圏で推移。平均販売単価は直前期比で9%、前年同期比78%増となった。またDRAM出荷ビットも、直前四半期比で8%、前年同期比で48%増となり、製造コストの低減とあわせて、黒字に貢献した。