パナソニックは、モバイルノート「Let'snote」シリーズのコンバーチブルタブレットPC「Let'snote C1」シリーズを6月25日より発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は20万円前後の見込み。
Let'snoteの特徴である頑丈さ、軽量さ、長時間駆動を継承しつつ、回転式のタッチパネル搭載ディスプレイを採用。薄型のタッチパネル強化ガラスとデジタイザー基板、液晶パネルを用い、12.1型コンバーチブルタブレットPCとして世界最軽量を実現した。マルチタッチ操作、ペン入力(デジタイザー)に対応する。
タブレット形状 | ノートPC形状 | 使用イメージ |
ヒンジは3軸構造で、開閉用と回転用のヒンジを分離。応力が1カ所に集中する2軸の製品よりも耐久性を高め、ぐらつきが改善されている。筐体はLet'snoteと同等の堅牢さを備え、76cm落下、キーボード全面防滴、100kgf加圧振動に耐えられる。
特徴としてバッテリパックを2台搭載可能。バッテリのホットスワップに対応し、バッテリパックを充電しながら、もう1つのバッテリパックで運用したり、1つだけ装着する「軽量モード」、2つ搭載する「長時間モード」といった使い方ができる。バッテリ駆動時間はバッテリパック1つで約6.5時間、2つで約13時間となる。急速充電にも対応し、充電時間は1つで約2.5時間、2つで約3時間、1時間だけの充電でも、1バッテリで4.5時間、2バッテリで5.5時間の駆動が可能という。
デスクトップ全体をキャンバスのように使えるタブレット用ユーティリティ「透明ボード」を用意。さまざまなアプリケーションの上から書き込みでき、書き込んだ部分だけの画像、もしくはアプリケーションとの合成画像をBMP、JPGで保存できる。透明ボードは6月22日より同社サイトで提供予定。
主な仕様は、Core i5-520M(2.40GHz、ビデオ機能内蔵)、メモリ2GB(最大4GB)、HDD 250GB、Intel QM57 Expressチップセット、1,280×800ドット(WXGA)表示対応12.1型ワイド液晶、OSにWindows 7 Professional(32bit/64bit選択式)を搭載。
インターフェイスはUSB 2.0×3、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n無線LAN、WiMAX、Bluetooth 2.1+EDR、Type2 PCカードスロット、SDカード(SDXC)スロット、ミニD-Sub15ピン、音声入出力などを備える。
本体サイズは299.2×226.5×30.6~44.3mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1バッテリ時が約1.46kg、2バッテリ時が約1.67kg。オプションのバッテリパックの価格は21,000円。
直販の「マイレッツ倶楽部」モデルでは、Office Home & Business 2010、FOMAハイスピード対応ワイヤレスWAN、メモリを追加できる。
(2010年 6月 2日)
[Reported by 山田 幸治]