旭硝子、TFT液晶用ガラス基板の生産拠点を中国に新設

3月26日 発表



 旭硝子株式会社は26日、TFT液晶用ガラス基板の生産拠点を中国江蘇省に新設すると発表した。3月末に現地法人を設立予定。

 同社はこれまで、日本、韓国、台湾で需要増加に合わせて生産能力の増強を実施し、これらの拠点からの出荷で中国の需要に対応してきた。しかし、中国での大型TFT液晶パネルの需要拡大が見込まれるため、中国にも加工ラインを新設し、日本、韓国、台湾の拠点と連携しながら中国市場にも対応できる生産体制をとる。新設する加工ラインは、第8世代のガラス基板まで対応できる。

 新社名は旭硝子顕示玻璃(昆山)有限公司。資本金は約3,500万ドル。出資比率は旭硝子グループ100%。代表者は未定。

(2010年 3月 26日)

[Reported by 山田 幸治]