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旭硝子、CRTガラスの生産量を2004年の半分まで削減

7月24日 発表



 旭硝子株式会社は24日、海外のCRTガラス生産拠点の窯を4基停止し、生産能力を削減すると発表した。PCディスプレイ/TVが、ブラウン管から液晶などへの移行が急速に進んでいる影響を受けたもの。

 同社は2004年にCRTガラスを約2億6,400万本生産していたが、2006年度は約2億本まで減少する見込み。同社は販売数量の減少、販売価格の下落、原燃材料費の高騰などにより、CRT事業の採算が急激に悪化していた。

参考:CRTガラスの構成

 同社はこれまでも、CRTの需要減少に伴って米国や日本での生産撤退などの施策を行なってきたが、今後の需要減に対応するため、さらなる再編を実施する。今回は、インドネシアのファンネル(CRTのじょうご型の部分)製造窯、台湾のパネル製造窯を各1基を全面的に停止するほか、そのほかの拠点でも製造窯を計4基停止する。

 これにより、生産能力を約35%削減し、最大生産量だった2004年と比較すると約半分の製造量となる。なお、今回の製造窯の一部停止により、2006年第2四半期に特別損失が約100億円計上される見込み。

□旭硝子のホームページ
http://www.agc.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.agc.co.jp/news/2006/0724.pdf
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【3月28日】IDC Japan、2005年国内PCディスプレイ市場実績を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0328/idc.htm
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(2006年7月25日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]

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