コニカミノルタオプト、HDD用ガラス基板の生産を月産1,600万枚に増強

Konica Minolta Glass Tech

3月11日 発表



 コニカミノルタオプト株式会社は11日、HDD用ガラス基板の生産ラインを増強すると発表した。3月より着工し、10月に稼働する予定。

 コニカミノルタは、生産子会社のマレーシアKonica Minolta Glass Tech、コニカミノルタガラステック株式会社でHDD用ガラス基板を生産している。新興国のデジタル化で情報量が爆発的に増加しており、市場の急拡大に対応するため今回の増強を決めた。

 現在は月産約900万枚だが、新しい生産ラインの増設により1.8倍の同1,600万枚に増加する。投資規模は110億円。

 HDDメディアの基板は、主にガラス、アルミニウムが用いられているが、ガラス基板はアルミニウム基板に比べて、耐熱性や耐衝撃性に優れ、高密度化にも適しているとし、採用が急拡大しているという。

 コニカミノルタはこの市場動向を大きなチャンスと捉えており、積極的な投資と継続的な技術開発でニーズに応え、市場に不可欠な存在を目指すとしている。

(2010年 3月 11日)

[Reported by 山田 幸治]