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iOS/Androidに対応した無線ハンディスキャナ

WorldPenScan WPS USB

 株式会社NEXXは、ポケットサイズで持ち運び可能なハンディスキャナを3機種発売した。

 ペン型スキャナの「WorldPenScan」はUSB版の「WPS USB」と、バッテリ内蔵でBluetooth対応の「WPS X」を用意。税別価格は前者が17,800円、後者は22,000円。ボックス型で横持ちで使用する「BeeScan」は同18,800円となる。

 WorldPenScanはペンのように持って読み取りを行なうスキャナで、従来モデルのminiScanからペン先が大きく進化。ペン先にローラーが配置され、滑らかになぞって読み取れるようになった。ペン先にはスキャンする位置を示す矢印が描かれており、読み取り開始位置と終了位置を明確に把握できるようになっている。

 スキャン方法は縦横の両方に対応することに加え、右手持ちと左手持ちのどちらでも使用可能。スキャン対象は普通紙の本や雑誌だけでなく、紙が薄い伝票類、金属表面に貼られたラベルなども読み取れる。こうした特性から、伝票に記載されたIDや型番、金額など、普段手入力を行なっている業務ユーザーに好適としている。また、翻訳機能を使い、外国語文献の読み取りといった使い方もできる。

 本製品はWindows 10/8/7/Vista/XP SP3とMac OS X 10.6.8以上の両方のOSに対応し、世界193カ国の言語を認識。オンライン機能で40カ国語以上の翻訳も行なえるほか、単語辞書や朗読機能も付属する。

 なお、Bluetooh対応のWPS XのみiOSとAndroidでも利用可能。読み取ったデータを直接スマートフォンに取り込めることに加え、Facebookへの投稿や、読み取った単語をGoogle/Wiki/YouTubeで検索する機能も備えている。iOS 7以上、Android 4.3以上が対象。

 本体サイズ/重量はWPS USBが136×34×21mm(幅×奥行き×高さ)/47g、WPS Xが114.7×33×22.45mm(同)/重量は55g。WPS Xはリチウムポリマー電池を内蔵し、USBコネクタにより充電を行なえるが、バッテリ駆動時間は不明。

WorldPenScan WPS X
利用イメージ

BeeScan

 BeeScanは全長10cmのハンディスキャナで、スキャン解像度400dpi、B4サイズまでのスキャンが行なえる。印刷物を手動でなぞって読み取りを行ない、読み取り中にずれが生じても「全方位自動画像縫合技術」によって自動的に繋ぎ目を縫い合わせ、1枚のきれいなスキャン画像へと補正する機能を搭載。

 対応言語はOSによって異なるが、最大199カ国の言語の読み取りをサポート。読み取り後は38言語(iOSの場合)でテキストを音読させることができ、原語の発音確認や会話のサポートに有用とする。また、104カ国の言語を翻訳する機能も備える。

 本製品はBluetooth機能を搭載し、端末とは無線経由で接続。対応OSはWindows 10/8.1/8/7、Mac OS X 10.9以降、iOS 8以降、Android 4.4以降。リチウムポリマー電池を内蔵し、USB経由で充電を行なう。バッテリ駆動時間は不明。なお、USB端子は充電のみ対応し、データ転送は行なえない。

 本体サイズは101×29×54mm(同)、重量は100g。

利用イメージ

(中村 真司)