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日本語IMEが改善されたWindows 10プレビュー「Build 14279」

 米Microsoftは4日(現地時間)、Windows 10 Insider Preview「Build 14279」をFast Ring向けに配信開始した。

 Build 14279では、日本語IMEの改善が行なわれており、文章入力中に変換候補が表示されるまでの時間を高速化したほか、変換候補の内容を改善し、より多くの候補を挙げられるようになっているとする。

 パーソナルアシスタント「Cortana」では、対応言語として、スペイン語(メキシコ向け)、ポルトガル語(ブラジル向け)、フランス語(カナダ向け)が追加された。Cortanaの好む食べ物として現地で一般的に好まれている食品が設定されていたり、発音を現地に合わせて変更するなど、各国に合わせローカライズされている。また、リマインダ機能が強化され、「そのうち車を洗う」といった、期日設定のないリマインダなどが設定可能となった。

 そのほか、ロック画面とログオン画面の背景画像共通化や、Xboxアプリのアップデートなどが含まれている。

 既知の問題として、Surface Pro 3/Pro 4/Bookにおいて、キーボード/トラックパッドの動作も停止するフリーズが発生する場合があるとしており、この場合、電源ボタンによる強制再起動を必要とする。

 また、一部PCでハイバネーション有効時に復帰に失敗する問題では、解決に向け取り組んでいるとしており、修正ビルドのリリースまで、対処法としてハイバネーションを無効にすることを推奨している。また、セキュリティソフトのKaspersky製品が正常に動作しない問題では、将来のリリースで修正予定としているが、現時点では問題の回避方法がないため、Windows Defenderなどそのほかの製品を使用するよう推奨している。

【お詫びと訂正】記事初出時、誤ったBuild番号を記載しておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(佐藤 岳大)