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AMD、Cortex-A57を8コア内蔵した「Opteron A1100」を正式発表

~最大8コア/2GHz駆動、デュアル10Gigabit Ethernet内蔵

Opteron A1100

 米AMDは14日(現地時間)、64bitアーキテクチャのCortex-A57を8コア内蔵したサーバー向けSoC「Opteron A1100」を正式発表した。

 AMDが初めて開発した64bit ARMアーキテクチャのSoC。ストレージ、Webおよびネットワークのワークロードを担うサーバーにおいて、最適なトータルコストを提供するという。

 SoCとしては、最大でCortex A57コアを8基内蔵し、4MBの共有L2キャッシュ、8MBの共有L3キャッシュを搭載。最大1,600MHz駆動のDDR3/または1,866MHz駆動のDDR4 ECCメモリを2チャネルサポート。また、10Gigabit Ethernet×2、8レーンのPCI Express 3.0、SATA 6Gbpsポートを14基備える。

 SKUは3つ。「A1170」はコア8基/クロック2GHz/L2キャッシュ4MBでTDPが32W、「A1150」はコア8基/クロック1.7GHz/L2キャッシュ4MBでTDPが32W、「A1120」はコア4基/クロック1.7GHz/L2キャッシュ2MBでTDPが25Wとなっている。そのほかの仕様は共通。

 加えて、インターコネクトにSilver Lining Systems(SLS)のファブリック技術を採用するためにSLSと協力して開発しており、低レイテンシで電力効率の高い60Gbps転送を達成。OSとしては、Red Hat、SUSE Linuxがサポートする見込み。

Opteron A1100シリーズの特徴
SoCとしてのブロックダイアグラム
SoftIronの「Overdrive 3000」シリーズが本日より出荷開始
Opteron A1100シリーズのSKU

(劉 尭)