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VESA、モバイル機器の内部配線向け規格「eDP 1.4b」

 映像周辺機器の標準化団体であるVideo Electronics Standards Association(VESA)は27日(現地時間)、モバイルデバイスの内部配線向けインターフェイス規格「Embedded DisplayPort(eDP)」のバージョン1.4bを発表した。

 eDP 1.4bでは、2015年2月に発表されたeDP 1.4aと同様、1レーン8.1Gbps動作のレーン4つを備え、最大25.92Gbpsでの転送が可能なほか、DisplayPort 1.3との完全な後方互換性を持つ。

 1.4bでは、1.4に含まれる映像の部分的更新サブフレームブロックの送信機能について、ライン指定の精度が下げられており、これによって、v1.4の利点を損なうことなく、内部のビデオ圧縮とディスプレイのリモートフレームバッファに関する実装を簡素化できるとする。

 そのほか、レーン毎に別のディスプレイへ出力するMulti-SST Operation(MSO)やディスプレイストリームの圧縮(DSC)、高度なリンク電源管理(ALPM)、補助チャネルベースのフレーム同期機能などの改良が行なわれ、全体としてシステムの設計の単純化を目指しており、eDP 1.4対応へのハードルを最小限に抑えるための更新であるとしている。

(佐藤 岳大)