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Microsoft、製品前の最終ビルドと予想される「Build 10240」を公開

~Edgeの性能がアップ

「Build 10240」では、デスクトップ画面の右下に透かしで表示されていたビルドの表記がなくなっている

 米Microsoftは16日(現地時間)、Windows 10 Insider Previewの「Build 10240」をFast ringとSlow ring向けに公開した。

 ほぼRTM(Release to Manufacturing)に近い仕上がりとなっており、デスクトップの右下に透かしで表示されていたビルドの表記が消えたほか、システムのバージョン情報に記載されていたエディションの表示から「Preview」の文字も消されていることからもそれが分かる。

 Microsoftによれば、公式リリースまでの2週間でいくつかのWindows Updateと、Storeアプリのアップデートが配布されるとのことで、適宜アップデートを確認して欲しいとしている。つまり、製品化前のWindows 10 Insider Previewのビルドの配布はこれが最後ということだろう。

「エディション」の項目にOS名が記載されているが、これまで書かれていた「Preview」の文字が消えている

Edgeの性能が向上

 そのほか、今回のビルドでMicrosoftの新ブラウザ「Edge」が最適化され、性能が向上した。MicrosoftはGoogle ChromeとSafariのJavaScriptベンチマークで、Edgeがこれらを速度で上回る結果を出したと報告している。

 具体的な結果は下記の通り。

  • WebKitのSunspiderにて、EdgeがChromeを112%上回る
  • Google Octaneにて、EdgeがChromeを11%上回る
  • Apple JetStreamにて、EdgeがChromeを37%上回る

(中村 真司)